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2025.11.05

建築学科3年生がプレゼミナールの授業で企業による講演会を実施しました

10月20日(月)、建築学科3年生対象「プレゼミナール」の授業で、就職対策の一環として企業の採用担当者をお招きし、講演会を実施しました。

講師には、関西電力グループの総合建設コンサルタントであり、建築設計事務所でもある株式会社ニュージェック 建築グループ統括 土居貴史氏をお迎えしました。

「企業目線からの就職面接アドバイス」をテーマに、面接の目的や求められる人材像、マナー、準備など、就職活動に役立つ具体的な事例を交えながらご講演いただきました。

はじめに土居氏は、これまで多くの面接を担当してきた経験から「自分自身を理解していない」「志望する企業を十分に把握していない」といった準備不足や、受け身の姿勢が目立つ学生が多いと指摘し、主体性の重要性を強調しました。

続いて、面接の目的は「短い時間と少ない質問数の中で、自社で貢献できる人材かを見極めること」であると説明し、求められる人材像として「意欲・行動力」「問題解決力(レジリエンス)」「コミュニケーション力」を挙げました。さらに、コンピテンシー面接※1やSTAR法※2を紹介し、「学生時代の課題で苦労したことを一つ挙げ、困難な状況を乗り越えた経験を教えてください」という例題を出し15分間のワークを行いました。

※1成果を生み出す行動特性を評価する面接方法

※2「Situation(状況)」「Task(課題・目標)」「Action(行動)」「Result(結果)」の頭文字を取った、経験を効果的に伝えるためのフレームワーク

 

発表した学生に土居氏は「苦労した点をより具体的に伝えることで、企業が求める力をアピールできる」とアドバイスしました。

次に、隣同士で自己PRや価値観、短所を伝える5分間の面接練習を実施。その後、面接時の事前準備や当日の行動、面接中のマナー、そしてメラビアンの3V法則について解説しました。学生たちは熱心にメモを取りながら耳を傾けていました。

土居氏は「会社情報と自分の”軸”を結びつけて『なぜこの会社を選んだのか』を説明できることが大切であり、そのためにまず自分の“軸”を知ることが重要」と語り、さらに「自分を理解すれば、自分のことをわかりやすく説明できる。自然体で自分らしい立ち振る舞いを心がけ、自分に合った会社を選んでほしい。マニュアル通りの答えは印象に残らない」と締めくくりました。

 

講演を受けて、山崎拓真さんは「就職活動が遅れて焦っていましたが、今日の話はとても参考になりました。これから視野を拡げ、キャリアセンターも活用して取り組みます」と話しました。また、八木ひな乃さんは「面接をする側の視点が分かりました。企業が知りたいポイントを意識して、一貫性のある説明ができるように準備していきます」と前向きに語りました。

 

これから就職活動が本格化する学生にとって、貴重な学びの機会となりました。

 

※2024年4月より建築・デザイン学部 建築・デザイン学科へ

 

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