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2024.07.08

深川教授がヨーロッパ建築の解説を行いました

7月3日(水)、OECUイノベーションスクエア(A号館)2階のプレゼンテーションステップスで建築・デザイン学部 空間デザイン専攻の深川礼子教授が学生向けにヨーロッパの街並みや各種建築物について解説を行いました。
 
 
 
プレゼンテーションステップスは、2022年に完成したOECUイノベーションスクエア内のパサージュに設置された空間で、天井に設置されたプロジェクターを用いて、オープンな環境でゼミの発表会やプレゼンテーション等を行うことができます。
 
今回、深川教授はアムステルダム(オランダ)・ロッテルダム(オランダ)・コペンハーゲン(デンマーク)・ベルリン(ドイツ)について、自身の経験を基に写真や動画を交え、建築を学ぶ学生・大学院生向けに解説を行いました。
 
アムステルダムでは、レンブラントの<夜警>を修復しながら展示する「国立美術館」や開放的なガラス張りが特徴的な「ゴッホ美術館」、複合ビル「Valley」、港湾地区の居住地開発などを紹介。オランダでは多くの人々は移動手段として自転車を活用し、街には緑が多く景観も優れている旨の報告もありました。
アムステルダム中心市街の街並み(アムステルダム・オランダ) 撮影:深川礼子
 
 
コペンハーゲンでは、運河沿いの橋「サークルブリッジ」や歴史建築と増築を合わせた「王立図書館」、港湾エリアのリノベーションについて。
人と自転車のためサークルブリッジ[オラファー・エリアソン](コペンハーゲン・デンマーク) 撮影:深川礼子
 
 
ベルリンでは、世界的に有名なベルリンフィルハーモニー管弦楽団の本拠地である「フィルハーモニー」、20世紀を代表する建築家であるミース最高の遺産とも呼ばれる「新ナショナルギャラリー」、ヨーロッパ最大規模のユダヤ博物館である「ベルリン・ユダヤ博物館」、ベルリン博物館島の5つの施設を連携する機能も担う「ジェームズサイモンギャラリー」、屋根部分に巨大なドーム状のガラス屋根が取り付けられ開かれた政治を象徴する「連邦議会議事堂」など有名建築から、そこで暮らす人々の日常に溶け込む保育所や公園など数々の建築物や空間の紹介がありました。
開かれた議会政治をあらわす連邦議会議事堂[ノーマン・フォスター](ベルリン・ドイツ) 撮影:深川礼子
 
 
続く、ロッテルダムでは、スタイリッシュな市の国際的な玄関口である「中央駅」、ロッテルダムを拠点とする建築家集団MVRDVが設計した収蔵庫「デポ・ボイマンス・ヴァン・ベーニンゲン」、オランダモダン建築のシンボル的存在「キューブハウス」などにも話が及びました。
デポ・ボイマンス・ヴァン・ベーニンゲン[MVRDV](ロッテルダム・オランダ) 撮影:深川礼子
 
 
深川教授からは、建築物と建築家の紹介にとどまらず、その国の歴史やその建築物、デザインがそこに住む人々や社会に与える影響に至るまで、さまざまな視点での話があり、また、長年オランダやデンマークなどヨーロッパを拠点に建築設計を行ってきた、梅原悟教授(空間デザイン専攻)からの説明もあり、学生らはより理解を深めることができました。
 
今回のイベントに参加した学生らは、建築物・建築手法・建材・街並み・街づくりの考え方など随所にみられる日本との違いについて興味深く聞いていました。学生にとって触れる機会の少ないヨーロッパ建築について知識を深め、各々の感性で考えを巡らせる非常に良い機会となりました。
 

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