2024.07.18
岐阜県にある「養老天命反転地」で学外研修を実施しました
6月29日(土)、建築・デザイン学部 建築・デザイン学科 空間デザイン専攻の学生が養老天命反転地(岐阜県養老郡)で学外研修を実施しました。
本研修は、養老天命反転地というアートであり、建築であり、公園でもある、ジャンルを超えたユニークな場所を訪れることで、既成概念にとらわれない柔軟な発想を学ぶことを目的としています。また、学生同士や教員と交流し、多くの人とコミュニケーションを取り、円滑な人間関係を築くきっかけとして一体感を醸成します。
養老天命反転地は、世界的に活躍した日本の美術家荒川修作氏とアメリカの美術家で詩人、また荒川修作氏のパートナーでもあるマドリン・ギンズ氏の30年以上に及ぶ構想の末に生み出したテーマパーク。約18,000㎡に及ぶ広大な敷地には、水平、垂直な線は極力排除され、人工的な地平線が数多く配置されるなど、人間の平衡感覚や遠近感を混乱させる仕掛けが随所に施されています。
参加した学生たちは、複雑に入り組んだ建造物の中を行ったり来たりしながら楽しみました。
参加した学生は「日頃体験できない空間体験を通して、自分がいかに固定観念に捉われていたか気づきました」と話していました。
建築・デザイン学部 空間デザイン専攻 深川礼子教授は「空間と身体の対話とともに、空間を通した他者との対話も経験できた貴重な機会になったのではないかと思います」と述べました。
出会ったことのないユニークな場所を体験することで新たな学びがあり、有意義な建築学体験の日となりました。