2024.05.22
情報学科の新入生が学外教育研修を行いました
5月10日(金)、11日(土)に、総合情報学部情報学科の新入生が1泊2日の学外教育研修を行いました。
本研修は、1泊の寝食を共にする中で、新入生間の友達の輪を広げ、教員とのつながりをつくるとともに、見学やイベントを通じて学科で学ぶ内容について考えるきっかけにすることを目的としています。
1日目は、2グループに分かれパナソニック神戸工場と理化学研究所計算科学研究センターを訪れました。自分たちが使っているノートPCを製造している工場や、世界有数のスーパーコンピュータ「富岳」を見学することで、これからの学びや就職に関するイメージを描くことができたかと思います。
次に、宿泊場所である神戸セミナーハウスに移動し、レクリエーションなどで互いに親睦を深めました。
2日目はワークショップとして、コンピュータサイエンスアンプラグド※を活用したグループ学習を行いました。ソフトウェア開発における役割分担やコミュニケーションの重要性をゲーム形式で学びました。
※コンピュータを使わずに情報科学を学ぶ手法
学生からは「自分が使っているノートPCの製造工場を見る機会はまずないので面白かったです。PCができる過程に対して理解が深まり、それが日本で作られていたことに驚きました」「“富岳”が“京”よりも高性能で1秒間に約44京回の計算ができると聞いた時はとても驚きました。実際に富岳を見て、1フロア全てが計算機と知った時は信じられませんでした。とても貴重な体験ができました」「“富岳”が円周率の計算などに使われているのは知っていましたが、コロナウイルス流行時の飛沫のシミュレーションに使われていたことは知らなかったので、意外と身近にあることが感じられました」「コンピュータ学習だけでなく、同じ学科の人との交流することができとても充実した2日間でした」といった感想がありました。
学外教育研修を通して、これからの大学生活への期待が膨らみ、学修への意欲も高まったのではないでしょうか。2日間を共に過ごすことで新入生同士の親睦や結束が深まり、教員との距離も縮まりました。学科にとって有意義なイベントとなりました。