2025.04.11
大西研究室の学生5人が「電子情報通信学会 総合大会」で研究発表しました
3月24日(月)から28日(金)まで、東京都市大学世田谷キャンパス(東京都世田谷区)で開催された「電子情報通信学会 総合大会」で、総合情報学部情報学科の学生2人と、総合情報学研究科総合情報学専攻コンピュータサイエンスコースの大学院生3人が研究発表を行いました。
電子情報通信学会 総合大会は、学生から企業・大学の技術者、研究者が一堂に会して議論する場として毎年開催されており、今年は「コミュニケーションが育む絆」というテーマで、全国から多く方々が成果を報告されました。
研究発表の内容は以下のとおりです。
◇「社交不安症のためのVRエクスポージャー支援システムの開発」
田渕 徹男(総合情報学部情報学科 3年)
大西 克彦(総合情報学部情報学科 教授)
概要:社交不安症(SAD)に対するVRエクスポージャー支援システムの開発を行いました。システム内に大規模言語モデルを使用したフィードバックシステムを組み込むことで、暴露環境の没入感の向上を図りました。
◇「VR空間を利用した原動機付自転車の交通安全教育システムの検討」
平田 伯(総合情報学部情報学科 3年)
大西 克彦(総合情報学部情報学科 教授)
概要:公道などを運転する際に、事故を未然に防ぐために知識の獲得や確認のためのVR空間を活用した交通安全システムとして、原動機付自転車のVR 運転シミュレータの試作を検討しました。
◇「VR能文化体験システムにおけるリアリティの向上と評価」
佐々木 奏太(総合情報学研究科総合情報学専攻コンピュータサイエンスコース 1年)
大西 克彦(大学院 総合情報学研究科総合情報学専攻コンピュータサイエンスコース 教授)
概要:これまで開発してきたVR能文化体験システムについて、さらなる臨場感の向上や体験の質の向上のために、体験者を補助する機能を実装しました。また、「仕舞」以外にも、演者の待機場所である鏡の間や切戸を再現することで、能の動きを体験するだけでなく、能文化そのものに触れられるシステムの構築を目指しました。
◇「VR環境の違いによる生理指標と運動量に及ぼす影響の調査」
吉岡 よつ葉(総合情報学研究科総合情報学専攻コンピュータサイエンスコース 1年)
大西 克彦(大学院 総合情報学研究科総合情報学専攻コンピュータサイエンスコース 教授)
概要:異なるVR 空間で利用者の生理指標や運動量に与える影響を調査し、最適なVR デザインの実現に向けた基盤的知見を提供することを目的として、評価システムを構築しました。
◇「視線に応じたトンネル効果によるVR酔い低減効果の検証」
渡邊 海斗(総合情報学研究科総合情報学専攻コンピュータサイエンスコース 1年)
大西 克彦(大学院 総合情報学研究科総合情報学専攻コンピュータサイエンスコース 教授)
概要:HMDなどを利用したVRシステムにおいてVR酔いを抑えながら没入感を損なわない提示手法として、視線に応じて移動するぼかしを利用したトンネル効果を提案し、従来の手法との比較検証を行いました。
電子情報通信学会 総合大会
https://www.ieice.org/jpn_r/activities/taikai/general/2025/
研究室紹介サイトWHO’S LAB(大西克彦教授)
https://www.osakac.ac.jp/whoslab/research/onishi/