2017.12.25
総合情報学研究科の学生が「RTミドルウェアコンテスト2017」で受賞しました
12月20日(水)に仙台国際センターで開催された「RTミドルウェアコンテスト2017」で、奥野真之さん(総合情報学研究科修士課程コンピュータサイエンス専攻2年生)の作品が2賞を受賞しました。
「RTミドルウェアコンテスト」は、経済産業省が推進するRTミドルウェアの普及のために、日本ロボット工業会、計測自動制御学会、産業技術総合研究所が共同主催するコンテストです。RTミドルウェアとは、ロボット機能要素のソフトウエアモジュールを複数組み合わせてロボットシステムを構築するためのソフトウエアプラットフォームのことで、産業技術総合研究所がRTミドルウェアの実装の一つであるOpenRTM-aistを開発しており、その仕様は国際標準化団体OMGによって標準化されています。
奥野さんが応募した作品「実機とシミュレータを併用するロボットプログラミング教材のための支援ツール」は、総合情報学部情報学科の授業「情報システム実験」のTA(ティーチング・アシスタント)を担当した経験を踏まえて作成されたものです。この授業のテーマの一つ「ロボットプログラミング」はRTミドルウェアを利用しており、奥野さんはその授業が円滑に運用できるように受講生のためのGUI支援ツールを開発し、それを基に他の教材にも使えるように汎用化しました。
本作品は、インターネット上での公開と、当日のプレゼンテーションによる審査の結果、「ダイナミクセルトライアル賞」と「とても品質が良いで賞」の2賞を受賞し、奥野さんに表彰状と副賞が授与されました。
奥野さんの作品「実機とシミュレータを併用するロボットプログラミング教材のための支援ツール」
http://www.openrtm.org/openrtm/ja/project/contest2017_01
「RTミドルウェアコンテスト2017」