2022年11月16日(木)から11月21日(月)の期間にあべのハルカスにて開催された「ハルカス学園祭」に総合情報学部もブースを設け、学生作品の展示発表を行いました。
ハルカス学園祭は近畿圏の大学や専門学校による学生作品の展示発表会として、2021年から開催されています。今年度は本学に対して「体験できるコンテンツ」としての学生ゲーム作品の展示のお誘いを受け、学生成果発表の機会として参加させていただきました。
デジタルゲーム学科 ソフトウェア科学研究室(魚井宏高教授)の「デジタルホラーハウス2022」
魚井研は研究題材の一つとして制作しているデジタルホラーハウスを展示。落雷に合わせて椅子が振動するVR体験を試作し、多くの試遊者がホラー演出を楽しんでいました。VR自体を初めて体験する高齢の方も多く、新鮮な体験に好評をいただきました。
同学科 計測ハードウエア研究室(高見友幸教授)の「摩訶大将棋」の実物とデジタル対局の展示
高見研は研究を行っている摩訶大将棋の実物を展示。摩訶大将棋は平安時代に存在した将棋であり、現代将棋を含め様々なボードゲームの源流ではないかという考察もなされています。実際の将棋盤と共に、駒ごとの動きがモニター上にオーバーレイで表示される、タッチディスプレイも展示。昔から将棋をされている高齢の方から、最近将棋を始めたばかりの親子連れなど、様々な方に試遊していただきました。
VRコーラシューター「ふり撃て!コーラガンナー」
今年のBitSummit X-Roadsや東京ゲームショウ2022でも展示を行った「ふり撃て!コーラガンナー」は、遊びやすさを改良した試遊台を用意しました。コーラに見立てたコントローラーを振って水鉄砲のように発射する仕組みは、初めてVRを遊ぶ人も操作がイメージしやすく、親子連れや友達連れに好評を博しました。
VR脱出ホラー「彷校」
同じくBitSummit X-Roadsや東京ゲームショウ2022でも展示を行ったホラーゲーム「彷校」はゲーム開始画面や遊びやすさを改良し展示を行いました。最新のVR機材での体験とあって、機材の装着感や動作も良く、多くの方がVRでのホラー体験を楽しみました。
VR攻城戦シミュレーション「攻城戦VR」
BitSummit X-Roads でも展示を行った攻城戦VRは、ステージや登場するキャラクターの挙動などを改良した新バージョンを展示。「攻城戦」というキーワードに、ご年配の方にも興味を持っていただき、多くの方に体験いただきました。体験時は担当の学生が付きっきりで丁寧にサポートを行っていました。
他学科(環境科学科等)からのコラボ出展「ベリーベリープロジェクト」
環境科学科等をはじめとした他学科とのコラボレーションとして、東北大震災の復興支援として始まった
ベリーベリープロジェクトで制作された炭酸飲料水が土日限定で一般販売されました。
本学ではゲーム制作に関係するイベントとして、京都で行われるインディーゲームの祭典である
BitSummitや、世界最大規模のゲームショウの1つである
東京ゲームショウなどに学生作品の出展をおこなっています。ただ今回のハルカス学園祭ではゲームとの繋がりが強いとまでは言えない高齢層の方々や総合大学などゲームに限らない他大学の学生に対して、作品を体験いただけたことで、より一層、一般社会で必要とされる視点や一般ユーザーの意見など、多くの有意義なフィードバックを学生らは得られたようです。
こういった様々な活動の場を、引き続き本学では設けていきますので、興味がある学生は是非参加してみてください。