4月28日（金）、29日（土）に、工学部 電気電子工学科の新入生が1泊２日の学外合宿研修を行いました。

1日目は、関西電力株式会社 枚方変電所を見学しました。この変電所は、27万5千ボルトの電気を７万７千ボルトまで変圧しており、そのための大型の遮断器、断路器や変圧器などが見られました。新入生からは「高校生の頃に、電気の教科書や資料で見た変電所の変圧器、遮断器を実際に見ることができて良かったです。想像していたよりもかなり大きくて驚きました。普通は見ることができないような近い距離からも見ることができて勉強になりました」と感想を述べました。

次に、大阪ガス科学館・泉北製造所を訪れ、液化天然ガス基地、ガス発電所やエネルギに関する展示施設を見学しました。新入生からは、「天然ガスを使うということが、地球温暖化対策になっているなんて知りませんでした。毎日、何も考えずに都市ガスを使っていて、知らないうちに地球温暖化対策をとっていたことに驚きました」「タブレットを用いたクイズ形式の工場見学で、楽しく学ぶことができ、テンポよく飽きさせない工夫がされていてとても楽しかったです」などの声があがっていました。

その後、宿泊場所である大阪府羽衣青少年センターに移動し、野外炊さん場でカレーをみんなで協力して作り、楽しい夕飯の時間を過ごしました。新入生の一人からは「行動することが必要なカレー作りで、一人だけ役割が無く立っていました。そのまま罪悪感に押しつぶされそうなりましたが、食後の食器洗いを率先して行い、何とかグループの一員としての役割を果たすことができました」と安堵した様子で話しました。

2日目は、体育館で「キンボール大会」を開催しました。8人一組の計3チームがコートに入り、重さ約１キロのボールを打ち、レシーブを繰り返しながら大きな声を出し、共に汗を流していました。新入生は、「カレー作りやキンボール大会では知らない人ばかりでしたが、みんなで協力することで友達が増え、とても仲良くなりました。これからは、色々な人に話しかけ、仲良くできる友達を増やしたいです。今回のイベントはとても楽しく最高の思い出になりました」と感想を述べました。

2日間を共に過ごすことで、新入生の親睦や結束が深まり、先生や先輩との距離も縮まりました。

この合宿を通して、これからの大学生活への期待が膨らみ、学修への意欲も高まったのではないでしょうか。学科にとって大変有意義なイベントとなりました。