2024.06.26
2年生対象「プロジェクト活動演習」の授業で特別講演実施
6月14日(金)、電気電子工学科2年生対象の課題解決型講義科目である「プロジェクト活動演習」においてリコージャパン株式会社による特別講演が行われました。
「プロジェクト活動演習」は、電気電子工学分野に関する現代社会の様々な問題の解決策をチームや個人で考え、課題解決力や実践力、コミュニケーション力を身に付けることを目的とした授業です。
今回は、SDGsやDX(デジタルトランスフォーメーション)の先駆的な取り組みを行うリコージャパン株式会社人事総務グループ 渡部晋平氏、大虫雅子氏をお招きし、『企業におけるSDGsへの取り組み』や『働き方改革とリコージャパン株式会社のDX』について特別講演を実施していただきました。
はじめにアイスブレイクとして「今1番興味があること、みなさんの推し」「電気電子工学科に入学を決めた理由」「学生生活は満足しているか」「入学前の思いは叶えられているか」のアンケートが行われました。次に、身の回りにある問題として「学業や学校の施設に関わる〇〇問題」「課外活動(バイト・趣味)に関わる〇〇問題」のアンケートが行われ、学生たちはクラスメイトの回答内容に共感していました。
渡部氏は、身近な問題もあれば大きな社会課題もあるとして、近年注目されているSDGsに対する我が国の問題や企業を取り巻く環境、リコージャパン株式会社が取り組むSDGsについて、実例を交えながらご紹介いただきました。また、SDGsやコロナ禍などをきっかけに大きな社会変革が進む中で、リコージャパン株式会社が取り組むDXと働き方改革について、人事制度の改革、働く環境の改革、勤務体系の改革、ダイバーシティの推進の構造の観点からお話いただきました。
次に、業界ごとに主要な企業の順位・業績・提携関係などを地図にして、視覚的にわかりやすく解説している書籍「業界地図2024」をもとに、就職活動に関するアドバイスをお話いただき学生たちは熱心に聞き入っていました。
最後に渡部氏から「一つの企業だけを見るのではなく、そこに繋がっているいろいろな企業を調べてみてください。そして、みなさんなりに自分が社会でどのような役立ちができるのか考えてみてください。『働く』ということは、学生までと立場が違い社会を支える一員であること、みんなを守る立場になるということです。自分から好奇心をもって五感で感じて人生の意思決定をしてください」とアドバイスを送りました。
参加していた学生は「今日の講義を聞いて、街中で見かける企業の広告を調べることで、その企業について理解ができるようになるということが分かったので意識していきたいと思いました」「働くことが社会を支える一員になることに憧れを持ちました」と話していました。
講演を通じてSDGsと企業が担うべき社会的な責任や企業のDXへの取り組みなど、多くの新たな知見を得ることができました。
電気電子工学科では、現場での知識・技術を熟知した企業や各学会との連携した学びを展開しています。そして大学での学びと実社会のつながりを具体的に体験し、幅広い知識と実践力を身に付ける活動に取り組んでいます。