情報工学科の学生有志の1年生(開発当時)が、学内施設である総合学生支援センターの入退室システムを開発しました。
※総合学生支援センター(GSSC: General Student Support Center)
学修・学生生活において学生が直面する身体的、心理的な悩みについて、個々の学生の立場に立ち、適切な支援や相談を行っています。
このシステムは、学生証をカードリーダーにかざすことで学生の入退室の記録を取得し、職員の手元にあるタブレットで入室の確認を行えるもので、新型コロナウイルス感染症拡大防止も踏まえて、総合学生支援センター職員からの依頼で開発されました。
今回の開発メンバーは、2021年度オープンキャンパスで展示された「レゴマインドストームによるギターの自動演奏ロボット」の開発に参加した情報工学科1年生の学生たち。
▼レゴマインドストームによるギターの自動演奏ロボットはこちら
レゴマインドストームのプロジェクトが終わった後も、6人の学生たちが授業後に自主的に集まるようになり、2021年秋頃から入退室システムの開発がスタート。2022年4月に完成・運用を開始しました。
クラブ・サークル活動のような楽しい雰囲気の活動ですが、開発したシステムは本格的。
実際に使用する職員が簡単に扱えるシンプルなユーザーインターフェース(UI)と、学生の情報を守るための強固なセキュリティーを重視して開発したそうです。
メンバーの一人は「最初にレゴマインドストームの自動演奏ロボットを開発したときは、ただ面白いものをつくろうという取り組みでした。今回の入退室システムは、依頼されたものを実用性があるシステムにするために、ヒアリングをしっかりして、何度もアイデアを出し合い、試行錯誤を繰り返しました。今、自分たちがつくったものが実際に動いて人の役に立っていることに達成感を感じています。OECUイノベーションスクエアのラウンジや、チームのメンバー、周りのメンバーなど、恵まれた環境で楽しく活動しています」と今回の取り組みについて話してくれました。
とにかく楽しみながら、仲の良さが伝わってくる開発チームの皆さん。
今後の活躍に期待しています。