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2024.10.24

本学卒業生 桑原義幸氏による講演会を開催しました

10月10日(木)情報通信工学部情報工学科3年生を対象に、本学卒業生の桑原義幸氏を招いて講演会が行われました。

桑原氏は、本学工学部精密工学科を卒業され、ブリティッシュ・コロンビア大学(カナダ)に留学後、DEC、KPMG、Arthur Andersenなどの米系企業を経て、2003年金融庁に入庁。会計検査院、原子力規制委員会、福岡市などの情報部門責任者を歴任し、2011年に広島県のCIOに就任。2024年4月、日本電気株式会社(NEC)官公ソリューション事業部門エグゼクティブストラテジストに就任されました。

講演では「広島県での13年 ~CIOの役割と責任~」と題して、自身の経歴や広島県の紹介、広島県民の3つの精神“チャレンジ・フロンティア・ピース”についてお話しいただき、最近起きた出来事(新型コロナウイルス感染症、西日本豪雨災害、能登半島地震・豪雨)とデジタルトランスフォーメーション(DX)の取り組みについて、今、危機とチャンスが同時に起きていることをご説明いただきました。

 

次に、企業は今デジタルファーストにシフトしていることや、CIO(最高情報責任者)の役割や責務、桑原氏が意識して行ってきた「CIO must now」についてビジョンとミッションをお話しいただきました。最後に、学生たちに5つのメッセージとして『①広い視野を持ちITとビジネスの架け橋になること②失敗を恐れず新しいとに挑戦すること③コミュニケーション能力とリーダーシップを磨くこと④倫理観と責任感を持つこと⑤終わりなき学びを楽しむこと』と述べられました。

学生たちは熱心に耳を傾け、デジタル化の重要性について学びました。

質疑応答では、「2005年にDXを始めようと思ったきっかけは何ですか」「DDoS(Distributed Denial of Service)攻撃は想定していましたか」「ガバナンスルールなど思うように進まない時、心が折れることはなかったですか」など学生たちは積極的に質問をしていました。

※攻撃対象となるWebサーバーなどに対し、複数のコンピューターから大量のパケットを送りつけることで、正常なサービス提供を妨げる行為

最後に桑原氏は「何事も全てが100%うまくいくとは限りません。成功したことよりも、失敗したことを忘れずに次に活かしてください。そして、社会を良くしたいという情熱を持ち、みなさんの持っているスキルを活かし自分で未来を切り開いていける人になってください。みなさんの挑戦する姿をOBとして応援しています」と学生にエールを送りました。

講演を聞いていた北野誉之さん(情報通信工学部情報工学科3年)は「こんなすごい経歴を持った人が卒業生にいることを知り、どんな出来事を経て今に至るのか興味を持ちました。講演で印象に残っていることは、“大きな失敗を乗り越えたからこそ今がある”という言葉です。失敗を恐れないことは、今後の人生を歩むうえで大きなヒントになると思いました」と話してくれました。

 

学生たちにとって、デジタル化の重要性を学ぶ非常に有意義な時間となりました。

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