11月11日(木)、工学部基礎理工学科の新入生歓迎イベント「卵落としコンテスト」を寝屋川キャンパスで開催しました。
「卵落としコンテスト」は、A2ケント紙1枚、はさみ、ものさし、セロハンテープなどの限られた材料を使って卵を守る緩衝器を製作し、卵が割れないように学舎5階(約18mの高さ)から落とす競技です。物理などの科学知識だけでなく、アイデアやモノづくりのセンスも問われる頭脳競技です。
このイベントは新入生歓迎を目的に毎年5月頃に開催する基礎理工学科の恒例行事でしたが、昨年は新型コロナウイルス感染症拡大の状況を鑑み、中止となってしまいました。今年は感染症対策を講じた上で実施を決定。今年で開催14回目を迎えます。
今年は1年生68人が3~4人ずつ18チームに分かれて参加。約1ヶ月かけて議論を重ね、協力して準備を進めてきました。
当日は密を避けるため、代表して柳田達雄教授が地上に設置された的をめがけて卵入りの緩衝器を落とし、18チーム中11チームの緩衝器が卵を割らずに“軟着陸”することに成功しました。例年30%ほどの成功率ですが、今年度は50%を越える好成績で、地上で見守っていた学生たちや教職員から歓声が上がりました。
落下途中の緩衝器が風にあおられて階下のバルコニーに不時着したり、下で構えていたテレビ局のカメラに緩衝器がぶつかるといったハプニングも起こり、大いに盛り上がりを見せました。
また今回のコンテストは、昨年「卵落とし」を実施できなかった現2年生の学生が手伝いに訪れ、コンテスト開催のサポートをしていました。
1週間後には、各チームが製作のコンセプトなどを説明するプレゼンテーションを行い、自分たちの作品をアピールし、アイデア賞やプレゼン賞などをめざします。
今回のチームでの緩衝器作りを通して、学生たちは仲間とのコミュニケーションの大切さや、モノづくりの楽しさを実感できたかと思います。
本コンテストの様子は、当日夕方のニュース番組でも取り上げられました。内容は以下URLよりご覧いただけます。
【結果】
卵を守った優秀賞受賞チーム
・カツ丼
・キン肉マン
・ミスター・エッグマン
・TKG
・チーム親子丼
・FISHERS
・たこめだ
・宇宙旅行
・天体観測
・ばぼ
・石川