記事一覧

SHARE

2024.01.22

通信工学科の学生がタイ・パタヤで開催された「IARU R3 Youngsters on the Air Camp(YOTA R3 Camp)」に参加しました

2023年10月26日(木)から29日(日)の4日間、タイ・パタヤで開催された「IARU R3 Youngsters on the Air Camp(YOTA R3 Camp)」に、西原漣さん(情報通信工学部通信工学科1年)と中森和真さん(情報通信工学部通信工学科1年)が参加しました。

 

西原さんは、高校3年で出場したアマチュア無線コンテスト7MHzで優勝し、日本アマチュア無線連盟の注目を集めました。中森さんは、高校で電気を学びアマチュア無線の免許を取得し2022年に開局。2人は本学入学前から連絡を取り合いアマチュア無線のクラブに在籍しています。

 

YOTA R3 Campは、タイ国王陛下の後援の下タイアマチュア無線協会(RAST)と協力し開催され、加盟団体の若いアマチュアが多国籍の友人と出会い、無線通信関連の活動や技術を体験することを目的としています。

また、一般社団法人Youngsters on the Air Camp(YOTA Japan)と一般社団法人 日本アマチュア無線連盟(JARL)の連携による、国際アマチュア無線連盟第三地域(IARU R3)のYOTAの初めての取り組みとして、世界的に広がるYOTAの活動に第三地域が本格的に加わる第一歩となりました。

 

26日(木)に関西国際空港からタイへ出発。韓国のチームと現地の参加者と合流しパタヤへ向かいました。

パタヤに到着後、各国の若者によるコンテストオペレーションに参加。送信出力1kWで南アフリカとの遠距離無線交信を成功させました。

2日目の27日(金)は、オリエンテーションとして様々なゲームが行われ、各国の参加者と交流を深めました。その後、衛星通信についての講義に参加し、衛星通信交信やインド洋静止軌道上にあるアマチュア通信衛星での交信などを体験しました。

3日目の28日(土)は、電界強度計や無線工学、八木・宇田アンテナの特性や歴史について学びました。その後、実際に電子部品を基板にはんだ付けし、チームで八木・宇田アンテナを製作しました。

次に、製作したアンテナで「フォックス・ハンティング」と題して、ホテル周辺を歩き5つの電波発射源を探し出す競技を行いました。競技開始直後にスコールが発生し、周辺施設に落雷し停電となるアクシデントがありましたが、チーム一丸となり雨の中楽しく取り組みました。

最終日の29日(日)は、今回のキャンプでの活動や自国の無線コミュニティについて発表を行い、修了証が授与されました。

参加した西原さんと中森さんは「衛星通信やARDF、電界強度計などといったアマチュア無線をさらに楽しむ技術を学ぶ事ができました。また、IARU第三地域の人々と交流し、国によるアマチュア無線文化の違いや法律、ルールを知るとともに、英語でのコミュニケーション力を高めることができました。この経験を生かして、日本のアマチュア無線をよりよくできるよう小さな事から挑戦していきたいと思います。このような機会をいただけたことは大変光栄です。ありがとうございました」と手応えを感じた様子で話しました。

 

尚、参加するにあたり両名には、YOTA Japanより参加費及び宿泊費が研修補助費として補助されました。大学からは、現地までの交通費及び研修中の滞在費の一部が、観野福太郎基金「グローバルフロンティア奨励金」から奨励金として給付されました。この制度は、自ら国境を越えて世界の様々な事象に出会うこと(グローバル)で、未知・未経験の分野での活躍の契機とする(フロンティア)ことを支援し、社会貢献できる人材になってほしいとの願いから、卒業生で現本学理事の観野福太郎氏の寄付により設立された大学の奨学金制度で、自己研鑽に励む意思のある学生への給付を行うこととしています。

 

YOTA Japan

http://jouban.jp/yota-ja/archives/1537

記事一覧

大学紹介

学生一人ひとりの興味・関心を大切にする独自の「4ステップの実学教育」をはじめ、本学の特長および、概要についてご紹介いたします。

4ステップの実学教育

キャンパスライフ

ロボットづくりなどに挑戦できる「自由工房」やクラブ・サークル、イベントなど、大阪電通大では、授業やゼミ以外にも日々さまざまな活動が行われています。

クラブサークル紹介

施設・キャンパス

次世代テクノロジーへの学びが詰まった「寝屋川キャンパス」、医療・健康・スポーツ分野の「四條畷キャンパス」をご紹介します。

PAGE
TOP