2024.05.13
通信工学科の新入生が学外教育研修を行いました
4月26日(金)、27日(土)に、情報通信工学部通信工学科の新入生が1泊2日の学外教育研修を行いました。
本研修は、通信関係施設の見学を通じて、通信工学と社会との関連を学ぶことを目的としています。また、大学生活をスムーズに順応するため、合宿形式によるグループワーク・フィールドワークを行うことにより、新入生同士や教員、上級生、大学院生と交流し、円滑な人間関係を築くきっかけとして一体感を醸成します。
1日目は、シャープミュージアムを見学しました。国産第1号のラジオやテレビ、世界初の液晶表示電卓といった現代社会になくてはならない製品の日本初・世界初の製品が数多く展示されており、シャープの先見性や独創性あふれるモノづくりの歴史を学びました。
次に、宿泊場所である大阪府立少年自然の家へ移動し、グループに分かれて入門講義や体育館レクリエーションを行いました。入門講義では、グループによりジェスチャーゲームや野外アスレチック、森の散策等を楽しみました。体育館レクリエーションでは、人差し指でフラフープを支え、指を離さずに下げていくヘリウムループやジェンガのように積み木で高さを競うグループワークを行いました。
夕食後のキャンプファイヤーでは、みんなで火を囲み、歌を歌い、火の神を呼ぶと扮装した教員が登場し、学生たちは教員の登場に大笑いしていました。
2日目は、火起こしから調理までグループで協力し、野外炊飯でカレー作りを行いました。同じ材料を使い調理しましたが、グループによって味が違う興味深い結果となりました。カレー作りを通して共同作業を学ぶ良い機会となりました。
次に、全体レクリエーションとして、アニメキャラクター名が書かれた紙を拾って同じ作品の仲間を見つける「仲間探しの旅」でチームを作り、各チーム30枚の紙を使い5分間で高いタワーを作る「ペーパータワー」を行いました。今年度のトップチームは、高さが200cmと過去の記録を上回る新記録が出ました。
その後、ホールに集まり今回の学外教育研修の振り返りを行い、2日間の全行程が終了しました。
学生からは「今まで話をしたことのない人とコミュニケーションを取りながら、協力して物事を進める大切さを学びました。充実した楽しい2日間でした」「馴染めるか不安でしたが、積極的に周りの人とコミュニケーションを取る事で、協調性やコミュニケーション能力の重要性を学ぶことができました」「話をしたことがない同級生とも仲良くなることが出来たので参加して良かったです」といった感想がありました。
学外教育研修を通して、これからの大学生活への期待が膨らみ、学修への意欲も高まったのではないでしょうか。協力し合い、共に過ごす時間を経て、新入生だけでなくスタッフとして運営に携わった通信工学科の上級生や、大学院生との交流も活発に行われ学科にとって有意義なイベントとなりました。