2024.08.02
通信工学科教員による高大連携授業を実施しました
7月24日(水)、寝屋川キャンパスエデュケーションセンター(J号館)実習室で、情報通信工学部通信工学科 木原満教授、村上恭通教授による大阪電気通信大学高等学校2年生を対象とした高大連携授業を実施しました。
前半は、村上教授による「暗号プログラミング」をテーマに学生アシスタントがサポートする中、計算機代数アプリケーションPARI/GPを使用した基本的な数式処理や、Diffie-Hellman(ディフィー・ヘルマン)鍵共有法※による鍵共有の実習を行いました。
※盗聴の可能性があるインターネット上で暗号鍵を安全に共有する方法の1つ
後半は、木原教授と学生アシスタントによる「光ファイバ実験デモ」を行いました。
「情報通信社会の将来」をテーマに、電気通信技術や代表的な情報通信技術(ICT)、5Gがサポートする社会としてIoTにおけるサービスの進化を学び、その後学生アシスタントによる光ファイバ接続デモの実演を見学していただきました。
次に、OECUイノベーションスクエア(A号館)や研究室を見学し、自然光を採り入れた明るいパサージュや開放的な研究室などを体感していただきました。
参加していた生徒は「検定を受けるために勉強していたので、Diffie-Hellman鍵共有法は少し知っていましたが、数値計算アプリを使い、離散対数問題に挑戦したのは初めてだったので難しかったですが面白かったです。通信、暗号に興味を持ちました」「今まで知らなかった知識や技術に触れることができ、一歩踏み込んだ専門的な学びができたのでとても有意義な授業でした」と感想を話してくれました。
授業を通じて本学の特色ある学びを体験し、キャンパスの雰囲気などの理解を深めていただきました。