2025.06.16
通信工学科1年生「プロジェクト活動スキル入門」で卒業生による講演会を開催
6月6日(金)、通信工学科1年生を対象に「プロジェクト活動スキル入門」の授業の一環として、卒業生3人による講演会を開催しました。
はじめに登壇した山田大輝氏は、通信工学科を2024年に卒業し、現在は日本電設工業株式会社に勤務されており、入社2年目になります。
山田氏は、入社のきっかけとして大規模な施工実績や充実した教育体制を挙げ、新入社員研修を振り返り、「研修を受けていなければ、現在の仕事をスムーズに進めることは難しかった」と語りました。また、安全な環境で大きな仕事に取り組む意義にも触れました。
最後に、就職活動と大学生活について、複数の企業を候補に挙げて企業研究を行うこと、複数社の選考を受けること、アルバイトを通して社会経験を積むこと、そして資格取得に向けた勉強を進めることの大切さを伝え、「大学生活を満喫し、後悔のない時間を過ごしてください」と学生たちに前向きなメッセージを送りました。
続いて登壇した西田光来氏は、同学科を2019年に卒業し、現在は株式会社ミライト・ワンに勤務されており、入社7年目になります。
西田氏は、入社から現在までの業務内容を紹介し、自身の仕事が現代社会に欠かせないインフラの一部を担っていることにやりがいを感じていると語りました。また、「仕事は自分1人で行うもの(働いているの)ではなく、多くの人との関わりの中で成り立っている」と述べました。さらに、学生時代の経験や就職したい業界・職種の選び方、企業研究の進め方などについても具体的なアドバイスを伝えました。最後に、「大学生活はやるべきことが多く、忙しい毎日だと思いますが、あきらめないことが大切です。“継続は力なり”。必ず前に進めるので頑張ってください」と学生たちに温かいエールを送りました。
最後に登壇した生西和也氏も、同学科を2019年に卒業し、現在はエクシオグループ株式会社に勤務されており、入社7年目となります。
生西氏は、大学時代の就職活動を振り返り、3年生の時点では明確にやりたい仕事がなかったものの、教員の勧めでインターンシップに参加し、約10社にエントリーした経験を紹介しました。現在の勤務先を選んだ理由として、インターンシップで業務内容や職場の雰囲気を実際に体感できたことを挙げました。
最後に、「やりたいことは積極的に挑戦すること。必要な単位は3年生で取り切ること。そして、アルバイトやインターンシップを通じて社会人と話す機会を持つことが大切です」と学生たちを励ますメッセージを送りました。
質疑応答では、「10年後、現在の仕事にどのように携わっていきたいですか」という質問に対し、卒業生たちは「仕事は1人ではできないことを忘れず、現場との橋渡し役としてスキルアップしていきたい」と回答しました。また、「AIにできない仕事をするために通信の道を選びました。AIを“使う側”として働いていきたいです」と力強く述べました。
その他にも、「円滑なコミュニケーションをとるコツはなんですか」「出張や転勤は多いですか」など、多くの質問を投げかけていました。
参加していた学生は、「通信業界に興味はありますが、まだ入学したばかりで就職活動について分からないことが多い中、授業で直接話が聞けて良かったです。高校時代に資格を取得した経験もあるので、大学でも引き続き取り組みたいと思いました。資格取得の大切さをあらためて感じました」と話してくれました。
卒業生の現在の活躍を知ることで、学生たちが大学生活の過ごし方を再確認し、自身の将来や「就職すること」について具体的なイメージを持つことができた貴重な時間となりました。