記事一覧

SHARE

2022.02.21

2021年度 通信工学科 卒業研究発表会を開催しました

2月14日(月)、15日(火)に通信工学科4年生が「卒業研究発表会」を行い、今年度も多彩な研究テーマが披露されました。
 
 
1年間の研究成果を緊張のなか時間制限内に発表し、研究内容について先生方より質問も多く飛び交った2日間。72人の学生が無事に発表を終えました。
 
 
 
今回、通信工学科は新たな取り組みとして、会場と遠隔で双方向にリアルタイムでコミュニケーションがとれるハイブリッド方式で実施しました。
 
 
新型コロナウイルス感染症対策として、発表者である4年生以外はオンラインでの参加となりましたが、遠隔参加者と会話しながら質疑応答を受け付けるなど、その場でやりとりしているようにコミュニケーションをとることができました。
また、密を避けるために2教室を分けての開催でしたが、本システムの活用により、全員が同じ教室にいるのと変わらない形で進行することができました。
 
発表後は、各教室から教員の総評が行われ、コロナ禍に負けず研究に励んだ4年生を称えました。
 
 
 
最優秀発表賞(友電会賞※)は、「音韻修復効果を利用した日本語による音声CAPTCHAの音長による認識率の調査」をテーマに発表した波多野学さん(通信工学科4年生・村上B研究室)が選ばれました。
 
 
波多野さんは、SNSのサービスに対するスパム被害を防ぐために、文字や画像を認識させて人間と機械(BOT)を見分けるCAPTCHAが視覚障がい者には利用しづらい点を取り上げ、人間の音韻修復効果(音声に細かな断絶があっても自然に音声が聞き取れる脳の働き)を活かした音声CAPTCHAの提案と認識率の調査を行いました。
 
 
 
例年に続き、わかりやすい発表・頑張った研究を評価するという「学生投票」も行われ、セッション別の優秀賞も決定されました。
 
 
結果は以下になります。
 
【最優秀発表賞(友電会賞)】
8B2 村上B研 GF18A065 波多野 学 音韻修復効果を利用した日本語による音声CAPTCHAの音長による認識率の調査
 
【セッション別優秀賞】
セッション1:得票率 21.4%
1B1 前川研 GF18A062 西村 颯真 台風襲来時における衛星回線の降雨減衰と気圧との関係
セッション2:得票率 21.5%
2A4 柴垣研 GF18A002 荒木 功輝 定在波レーダーを用いた心拍等の微小変位測定に関する研究
セッション3:得票率 26.7%
3A1 何 研 GF18A080 南 俊太 5G電波の回折特性に関する検討
セッション4:得票率 29.8%
4A1 村上B研 GF18A040 坂本 一真 BlocklyへのGo言語コードジェネレータプラグインの開発
セッション5:得票率 21.6%
5A1 柴垣研 GF18A020 大久保 志遠 ESP32モジュールを用いた環境測定システム構築に関する研究
セッション6:得票率 20.4%
6A4 村上B研 GF18A027 片山 真希 コミット型XORカードベース秘密計算法のScratchによるシミュレータの制作
セッション7:得票率 15.1%(同率2名)
7A4 木原研 GF18A046 添田 椋生 テーパ光ファイバを用いた荷重センサの作製および透過損失測定の研究
7B1 佐藤研 GF18A024 奥田 悠平 IoTセンサを使ったIPネットワークの経路制御に関する研究
セッション8:得票率 30.7%
8B2 村上B研 GF18A065 波多野 学 音韻修復効果を利用した日本語による音声CAPTCHAの音長による認識率の調査
 
※友電会賞:学業成績・スポーツ・社会奉仕活動を通した社会貢献等、学科により相応しいと思われる成果をあげた5学部全学科の卒業予定者(各学科1名)に対し、大阪電気通信大学友電会(同窓会組織)から贈られる賞です。

記事一覧

大学紹介

学生一人ひとりの興味・関心を大切にする独自の「4ステップの実学教育」をはじめ、本学の特長および、概要についてご紹介いたします。

4ステップの実学教育

キャンパスライフ

ロボットづくりなどに挑戦できる「自由工房」やクラブ・サークル、イベントなど、大阪電通大では、授業やゼミ以外にも日々さまざまな活動が行われています。

クラブサークル紹介

施設・キャンパス

次世代テクノロジーへの学びが詰まった「寝屋川キャンパス」、医療・健康・スポーツ分野の「四條畷キャンパス」をご紹介します。

PAGE
TOP