2024.12.17
まちづくり研究会が壁面ユニットを製作し京都府宮津市の町家に納品しました
まちづくり研究会の建築・デザイン学科建築専攻1年生のメンバーが、佐々木研究室の学外まちづくり活動の一環で、杉無垢材で壁面ユニット(格子型の耐震補強壁)を制作し京都府宮津市で改修中の町家へ設置しました。
学生が主体となり、本学木工室の協力のもと約10日の集中作業を経て格子型の耐震補強壁(耐力壁)が11月22日(金)に完成しました。そして、当日のうちに京都府宮津市にある町家へ納品しました。
翌日の11月23日(土)、現地で耐震補強壁として設置を行い、見事にはめ込み固定に成功し据付が完成しました。
宮津城下に接する寂れた界隈の一角に、杉無垢材で組み立てた壁を改修したことにより、昔の花街の華やかさを彷彿とさせるものになり全員で拍手喝采しました。
まちづくり研究会の小川綾太さん(同専攻1年生)と七種陽生さん(同専攻1年生)、金谷幸樹さん(同専攻1年生)たちは「木材に線を正確に引くことや木工室の機械の使い方など、木材の加工ははじめてだったので難しかったです。現地に運び込む時は、外枠を外した状態で納品しましたが、木材のたわみが想定外で組み立てに苦労しました」と話しました。
また、今後の目標について「町家に限らずいろいろな建物の構造にふれ、知識と経験値をあげていきたいです。そして改修した建物の模型を作っていきたいです」「先生の本を部室に置くための本棚をつくる案がでているので実現させたいです」と今後の目標を話しました。
次回は漆喰左官、土間の床貼り等を目標に施工計画が進行中です。
研究室紹介サイトWHO’S LAB(佐々木厚司教授)
https://www.osakac.ac.jp/whoslab/research/sasaki/