毎年、幕張メッセ(千葉県千葉市)で開催される世界最大級のコンピュータゲームを始めとしたコンピュータエンターテインメントの総合展示会 東京ゲームショウ[以下TGS]。今年は9月26日(木)~29日(日)に開催され、4日間で27万人以上を動員し大盛況のうちに幕を閉じました。
本学のTGS出展は記念すべき通算15回目となり、今年度のブースデザインは2024年4月に開設された建築・デザイン学部 空間デザイン専攻の1年有志が案を出し、教員と共にブラッシュアップを進め完成させました。
総合情報学部 デジタルゲーム学科/ゲーム&メディア学科/情報学科/大学院 総合情報学研究科の学生が制作したゲーム作品が来場者に楽しんでもらえるように、空間デザイン専攻の学生たちは教員の指導のもと、仲間と知恵を絞り空間を工夫することを通して、デザインのコンセプトから実際のブースへと展開するプロセスを経験しました。これはデザインをゼロから形にすることを実践的に学ぶことで、大きな成長の機会となるプロジェクトです。
ブースのデザインテーマは赤・白・黒を基調とした『アメリカンダイナー』。テーマパークに遊びに行った際に、レストランを見てイメージを膨らませたそうです。展示するゲームも、筐体を活用し昔のゲームセンターのようにレトロ要素も随所に組み込みました。
設営前
まずは床面から、白黒の市松模様で装飾します
床面が終わると、ブースの基礎を組み立てます
少し離れた位置より全体像
大学名の看板を目立つよう上部に配置、学生作品のビジュアルアート作品も展示
壁面にはビジュアルアート作品の説明を掲示
正面には大学CMやキャンパスPVを上映できるようにモニターを設置します
外観はほぼ完成!あとはブース内部を創り上げていきます
教員主導で最終の打ち合わせを実施
筐体の設計図を基に組み立てていきます
学生らが制作したゲームの世界観を壊さないように筐体へ装飾します
人の往来や導線を考え、組み立てを行います
ついに内装も完成!最終チェックです
ブースデザインを手がけた空間デザイン専攻1年の学生と教員で記念撮影
ひと際目立つ本学ブースでは会期中の4日間で1,500名以上のゲーム試遊をいただきました
◆ブースデザイン
◇制作学生:
青田姫乃(空間デザイン専攻1年)
池田穂海(空間デザイン専攻1年)
上田玲菜(空間デザイン専攻1年)
土井悠暉(空間デザイン専攻1年)
野上沙椰(空間デザイン専攻1年)
◇コメント:
1年生でこのような貴重な機会をいただき感謝です。先生方を含むさまざまな方の協力で、構想が形となり、TGSという大舞台で披露できたことはとてもうれしく、大きな成長につながりました。あくまで主役はゲーム作品であることを忘れず、その世界観をできる限りブースデザインで引き立てることを心掛けました。
[学生によるブースデザイン初回提案の記事はこちら]
◇空間デザイン専攻担当教員からのコメント:
学生たちは教員の指導のもと仲間と知恵を絞り、デジタルゲーム学科とゲーム&メディア学科の学生が制作したゲーム作品を来場者に楽しんでもらえるように空間を工夫することを通してデザインのコンセプトから実際のブースへと展開するプロセスを経験しました。ゼロからデザインを形にする方法を学び大きな成長の機会となるこのプロジェクトで空間デザイン専攻の学生らにとっても良い経験となったと感じています。