11月21日(金)、寝屋川キャンパスで取り組む空間デザイン専攻の「女子更衣室リノベーションプロジェクト」のメンバーによる学長プレゼンテーションが行われました。
学生たちは塩田邦成学長と寝屋川学務課、施設課の担当者に向けて、模型やパワーポイント、3Dモデリングを用いてリノベーション案を発表しました。
この提案は、9月のオープンキャンパスで来場者に模型を見てもらい、高校生から寄せられた「良い点」「改善点」の意見を反映してブラッシュアップしたものです。学生たちは、利用者の声を取り入れながらデザインを磨き上げてきました。
全体のデザインとして、リラックスできる小上がりスペースや、一人で落ち着けるテーブル付きベンチなど、さまざまな過ごし方に対応するレイアウトを検討。着替えスペースには外から見えにくいデザイン性のある壁を設置するなど、プライバシーと快適性を両立させています。
また、この壁は組み立て式で移動が容易な構造となっており、製作においてはデータを活用したパーツ製作が可能。実装を見据えた具体的な設計もプロジェクトの大きな特徴です。
使用素材についての説明に加え、模型空間を3Dモデリングでデジタル上に再現するなど、提案内容はより実践的で現実味のあるものとなりました。プレゼン後には学長や関係者から多くの意見や質問が寄せられ、学生たちは今後の改善に向けてヒントを得ていました。
12月には、さらにブラッシュアップしたデザインと予算計画を報告する予定です。デザインだけでなく、コスト管理までを自ら考えることで、実務に近い学びを深めています。
学生主体で進めるプロジェクトの今後の展開に、ぜひご期待ください。
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女子更衣室リノベーションプロジェクトがスタート!
建築・デザイン学部建築・デザイン学科空間デザイン専攻