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2025.02.18

令和6年一級建築士試験に本学大学院生が合格しました

12月25日(水)、令和6年一級建築士試験の合格者が発表され、永井恵祐さん(工学研究科工学専攻建築学コース 博士前期課程2年 佐々木研究室)が合格しました。

 

一級建築士試験は学科と設計製図の2回の試験が行われ、今年の学科試験の合格率は23.3%、設計製図試験の合格率は26.6%、総合合格率は8.8%という非常に高い難易度の資格です。

 

今回は、見事に一級建築士の資格を取得した永井さんに、現役大学院生が語る大学院と一級建築士試験の両立方法などをお話しいただきました。

─:なぜ資格取得をめざされたのでしょうか?

中学生のときに職場体験で設計事務所に行き、CADを使った図面の作成や建設現場を見学し建築の分野に興味をもちました。その後、建築学科に入学して、せっかくなら一級建築士を取得したいと思いました。3年生の時、国家資格の宅地建物取引士を取得したことで自信がつき、勉強方法が身に付きました。その成功体験が資格取得の後押しになりました。

 

─:試験では、「学科」と「設計製図」の2回が行われますが何回目の受験で合格されましたか?

一次試験の「学科」は、大学院1年生の時に1回目で合格できました。二次試験の「設計製図」は、1回目の受験では不合格でした。大学院在学中に資格を取得したいと思っていたので、今回の2回目の受験に向けて人生で一番勉強しました。そして無事に合格することができました。就職活動の際、一次試験がすでに合格していることに対して面接官の方から「すごいね!」と褒められることもありました。

 

 

─:一級建築士に合格するため、どのくらい勉強されましたか?

最後の2カ月間は1日5、6時間勉強しました。モチベーションを保つため、毎日勉強時間を確保することを意識していました。幅広い専門知識が必要でそれでも足りないぐらいでした。

─:大学院での学業と一級建築士試験の準備はどのように両立していましたか?

研究活動や就職活動などで思うように時間がとれない時期もありましたが、スキマ時間を利用して勉強を習慣化するようにしました。社会人になるともっと時間が取れないと思い、絶対在学時に取得しよう!と必死に頑張りました。在学中に合格できてよかったです。

 

─:大学、大学院での学びは役立ちましたか?

製図(手描き)の授業や、建築計画(建築の機能を考え計画する)の授業が試験本番で役立ちました。また、建築構造も大学で学んでいたので理解が早かったです。授業では、資格を取得した後の社会に出たときの必要な知識を得ることができました。

 

─:最後にこれから建築専攻をめざす高校生にアドバイスはありますか?

建築専攻では、ICTやBIMについて早い時期から幅広く学ぶことができます。これらの知識はこれからの建築業界で求められており、大学生のうちから学ぶことで社会にでたときに活躍する幅も広がると思います。

 

※2024年4月より工学部 建築学科は建築・デザイン学部 建築・デザイン学科へ

 

 

令和6年一級建築士試験「設計製図の試験」の合格者を決定

~3,010人の合格者、26.6%の合格率~

https://www.mlit.go.jp/report/press/house05_hh_001037.html

 

大学院工学研究科

https://www.osakac.ac.jp/faculty/engineering-gr/

 

建築・デザイン学科 建築専攻

https://www.osakac.ac.jp/faculty/engineering-gr/

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