2025.05.09
通信工学科1年生のキャリア授業で2回目のアクティブラーニングを実施
4月25日(金)、通信工学科1年生のキャリア授業で、2回目のアクティブラーニングを実施しました。
今回は、「(写真を見て)どちらのほうがよりこわい先生だと思いますか?」と「無人島にひとつだけ持っていくなら、何を持っていくか?」という2つの課題に取り組み、各グループで討議を行ったうえで意見をまとめ、発表を行いました。
1つめの課題「(写真を見て)どちらのほうがよりこわい先生だと思いますか?」では、Aの先生を選んだグループからは、「これまでに出会った怖い先生と似ているから」「若いから感情的になりそう」といった意見が挙げられました。一方、Bの先生を選んだグループからは、「眉間のシワが多く表情が厳しそうだから」「年配なので頑固ですぐに怒りそう」といった理由が述べられました。
2つめの課題「無人島にひとつだけ持っていくなら、何を持っていくか?」では、5つのアイテム(ナイフ・毛布・ライター・ラジオ・非常食缶詰)の中から、グループで1つを選び発表しました。
結果、意見は「ナイフ」と「非常食缶詰」に分かれました。ナイフを選んだグループは、「ナイフがあれば食糧の確保や木を切って火を起こすことができる」と主張。一方、非常食用缶詰を選んだグループは「缶詰はすぐに食糧として利用でき、缶のフタもナイフとして使えるため応用が利く」と述べました。
それぞれの課題発表のあとには“ふりかえり”を行い、お互いの意見に耳を傾け、考えの違いを受け入れ合うことの大切さや、より説得力のある意見を伝えるには理由を明確に述べることが重要であると学びました。
授業に参加していた学生は、「グループで議論をしたことがなかったので、とても楽しい授業でした。人とコミュニケーションをとることが好きなので、これからも積極的に参加していきたいです」と話してくれました。
通信工学科では、2019年度から学生の主体性を育むために、株式会社リアセックのアクティブラーニングプログラム「タクナル」を導入しています。これまでに9人の教員が「タクナル」のファシリテーター(講師)研修を受講し、本授業を担当しています。
「タクナル」とは、「○○したくなる」という言葉に由来し、ケースメソッドPBL(Project Based Learning)という手法を取り入れた教育・研修プログラムです。実際に起きた事例を教材とし、さまざまな状況に適した最善策を討議しながら、学習者が自ら答えを導き出すことを目的としています。
今後も、通信工学科の特色である「タクナル」を活用したアクティブラーニングの様子をお伝えしていきます。
前回の授業の様子はこちら