2023.08.22
村上研究室の大学院生が電子情報通信学会情報セキュリティ(ISEC)研究会に参加しました
村上研究室の井上颯人さん(電子通信工学コース 博士課程前期1年生)が北海道の北海道自治労会館で開催されたセキュリティサマーサミット2023のISEC研究会のセッションに参加し口頭発表を行いました。
セキュリティサマーサミット2023とは電子情報通信学会の6研究会と情報処理学会の2研究会が合同で開催する研究会です。
今回の発表は、ISITA2022およびSITA2022で発表した内容をもとに、さらに進展させてセンタからサブセンタへ公開の通信路を用いて離散対数問題を秘密裏に解かせることにより、秘密鍵を安全に並列計算させる秘密計算方法の提案を行いました。
計算時間は遅くなる代わりに外部サーバでも安全に実装(秘密計算)できるので、コスト的に有利になるのがメリットです。
単純に暗号通信して計算を依頼する方式との違いについて「暗号を別途組み込む必要がないので、追加コストなくRSA暗号と同等の安全性を効率的に利用できる」と話しました。
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