2024.01.29
通信工学科 村上研究室の学生が4回目の卒業研究中間発表を実施しました
12月27日(水)通信工学科 村上研究室の4年生が、4回目の卒業研究中間発表会を行いました。
村上研究室では、2月に行われる卒業研究発表会に向け、年4回中間発表会を実施しています。今回が最後の中間発表会となり、学生たちの発表の仕方やプレゼンスライドなど徐々に仕上がってきました。発表後の質疑応答では、先生や大学院生からアドバイスをもらい学生たちは熱心に聞いていました。
今回のMVPに選ばれたのは、中田優勢さん(通信工学科村上研究室4年)の発表テーマ「Scratchによるカードベース暗号シミュレータ作成キットの開発」。
我が国では近年、ITや人材、特に情報セキュリティ関連の人材不足が深刻である中、初学者に暗号技術を理解させることは必ずしも容易ではありません。そのため、初学者に暗号技術をわかりやすく体験してもらうのに適した方法の一つにカードベース暗号があり、本研究室では従来から手軽にカードベース暗号を学習できるように、Scratchを用いていくつものカードベース暗号プロトコルのシミュレータを開発しています。しかしながら、各プロトコルを一からプログラムしていたため、開発に手間と時間がかかるという問題がありました。
本研究では、カードベース暗号で頻繁に使われる基本的な操作を、Scratchのブロックで定義することにより、ライブラリとしてまとめることで誰でも手軽にカードベース暗号のシミュレータを作成できるようなキットを開発しました。
中間発表終了後は、通信工学科学生スペースで2日遅れのクリスマス会が行われました。
ケーキやピザを食べながら、カードゲームやプレゼント交換を行い研究室メンバーで楽しい時間を過ごしました。
村上恭通教授は最後の中間発表を見て「社会に出てからも報告書をまとめたり、スライドでプレゼンする機会はたくさんあります。最初の頃は予稿の文章も書けず、発表スライドもまとめられなかった皆さんが、この1年間で堂々と発表できるまでに成長していて驚きました。この調子で卒研発表の本番を頑張って欲しいと思います」と話しました。
●村上 恭通教授 ネットワークセキュリティ研究室
暗号・情報セキュリティの研究
https://www.osakac.ac.jp/whoslab/research/murakami/
通信工学科 村上研究室の学生が卒業研究中間発表会を行いました
https://www.osakac.ac.jp/project_now/tcn/1179
通信工学科 村上研究室の学生が卒業研究中間発表会のゼミ合宿を実施しました
https://www.osakac.ac.jp/project_now/ei/1228
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https://www.osakac.ac.jp/project_now/tcn/1230