2025.11.21
通信工学科 村上研究室の学生が卒業研究中間発表会のゼミ合宿を実施しました
9月16日(火)から18日(木)の3日間、村上研究室の4年生が、和歌山県白浜町で2回目の卒業研究中間発表会とレクリエーションを兼ねたゼミ合宿を実施しました。
村上研究室では、翌年2月に行われる卒業研究発表会に向け、年4回の中間発表会を行っています。
到着後は、ロッククライミングや絶景スポットで知られる「千畳敷」「三段壁」を観光。その後、宿舎に戻り、夕食後には懇親会が行われました。



2日目には、卒業研究中間発表会を実施。発表後の質疑応答では、積極的に意見交換する学生の姿が見られ、和やかな雰囲気の中で充実した時間となりました。
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発表会の最後に、学生投票によって今回の発表会のMVPが選出されました。選ばれたのは、山口剣心さん(通信工学科 4年)で、研究テーマは「生成AIのハルシネーションとその改善方法に関する研究(仮)」。
ハルシネーションとは本来“幻覚”を意味しますが、生成AIがもっともらしい誤情報を発する現象を指します。本研究では、AIがハルシネーションを起こすメカニズムを探るため、意図的に誤情報を発生させて原因を分析するというアプローチをとっています。
山口さんは「試行錯誤した結果、ようやくハルシネーションを頻繁に起こさせる質問を見つけることができたのでよかったです。今後はさらに多くのハルシネーションを発生させ、その原因や法則性を彰かにしていきたいです」と意気込みを語りました。
午後からは、人と自然のエネルギーをテーマにした体験型テーマパーク「白浜エネルギーランド」を訪れ、トリックアートなどを楽しみました。



3日目には、ゼミ合宿の統括として振り返りを実施しました。
村上恭通教授は「合宿前はお互いに遠慮がある雰囲気でしたが、この合宿を通じて距離が縮まり、研究室でも談笑する機会が増えました。中間発表会では、それぞれが研究内容を分かりやすく説明しようと工夫しており、前回よりもプレゼン技術も大きく向上していました。今年は特に生き生きと発表する学生が多く、研究を楽しんでいる様子が感じられます。この調子で最後まで頑張ってほしいいです」と評価しました。
白浜の豊かな自然に触れ、普段はできない貴重な体験を通じて、学生たちは互いの研究を知り刺激を受け合うなど、卒業研究発表会に向けて大きな一歩となる合宿となりました。
通信工学科 村上研究室の学生が卒業研究中間発表会を開催しました
https://www.osakac.ac.jp/project_now/tcn/1519
研究室紹介サイトWHO’S LAB(村上恭通教授)
https://www.osakac.ac.jp/whoslab/research/murakami/

