2019.03.11
2019.02.25
2019.02.21
2019.02.19
2019.02.12
本学科で実施している「ときめきと感動をつなぐ実践型ロボット・メカトロニクス×IoT教育への試み」の後期活動が終了しました。
前期のロボット車体制作活動に続き、後期活動でも27名の2年生が、各自のロボットを動かすための制御ボードを制作した後、ライントレース制御、IoTデータ処理の実習を行いました。
後期実習の初めは、回路図を見ながら各自のロボットを動かすための制御ボードとセンサボードの制作を行いました。ほとんどの学生が初めての半田付け作業で、部品を反対に付けるなどハプニングの連続でしたが、楽しみながら全員無事にボードが制作できました。
その後は、ゼロから作ったマイロボットカーにプログラムを実装、試行錯誤しながらもしっかり黒いラインをトレースするロボットカーが完成しました。
最後は、ロボットカーを走行させながらインターネット上にあるサーバーへ走行データをアップ、蓄積されたデータを分析するIoT実習も見事にクリアしました。
1年間続いたメカトロニクス実践演習を総評するアンケートでは、多くの学生が「作ることの楽しみが分かった」と「大変だったが、楽しかった。もっと深くやってみたい」と実習の感想を述べていました。
本実習は、大阪電気通信大学の教育推進費(D予算)により実施されました。
2019.02.04
2019.02.04
2月4日(月)、ダックエンジニアリング株式会社の氷上代表取締役社長が大石利光理事長・学長を訪問され、田中宏明教授(工学部電子機械工学科)と進めている共同研究の進捗状況について、中間報告しました。
本学卒業生の氷上社長は、「長年の課題であった問題が共同研究によって解決できることは、非常に嬉しいことです。大学が発展しつづけることは、卒業生として誇りです。」と述べ、大学時代のお話で和やかに歓談されました。
2018.12.10
12月9日(日)、兼宗進ICT社会教育センター長代理(電子機械工学科教授)が、茨城県県南生涯学習センターで実施された「茨城県プログラミング・エキスパート育成事業」の育成講座にて講師を務めました。
本学は、これまで培ってきたノウハウをベースに、超スマート社会(Society5.0)の到来に備えた人材育成に貢献するため「ICT社会教育センター」(センター長 大石利光学長)を設立しました。
茨城県教育委員会と本学は、2018年3月にプログラミング教育に係る連携協定を締結しており、初等中等教育におけるプログラミング教育をサポートしています。
茨城県教育委員会では、全国トップレベルのプログラミング能力を持つ中高生を育成することを目標に「茨城県プログラミング・エキスパート育成事業」を実施しており、本学の兼宗教授がプロジェクト・マネージャーとして協力しています。
今回、兼宗教授が講師を務めたのは、同事業のオンライン学修終了認定式における講座で、情報オリンピックなどの競技プログラミングについて講演を行いました。
2018.12.04
12月3日(月)、シーケンス制御作業検定 2級を優秀な成績で合格し、大阪府職業能力開発促進大会で「大阪府職業能力開発協会会長賞」を受賞した小林由尭さん(工学部電子機械工学科4年生)が大石利光理事長・学長に報告しました。
大阪府では優れた技能者が適切に評価される社会づくりに取組んでおり、この大会はその取組みの一環として、優れた技能者や職業能力開発・技能検定の推進に功績のあった方々を称え、技能を尊重する社会を形成するために開催されています。
小林さんは、大阪府の中で1人かつ大学生として唯一表彰されました。
大石利光理事長・学長は「資格を取得するために学んだ考え方は、これからの人生にとても役立ちます。そして、人と人のつながりの中で技術力を磨いていってほしい」とエールを送りました。
また、小林さんは「これからシーケンス制御作業検定の取得を目指している後輩へ、教員や先輩のアドバイスをしっかり聞いて、くり返し実践していくなかで技術力が身についていきます。予想外のことが起きても、順序よく組み立てる考え方が身につくことができました。」と語ってくれました。
2018.11.30
11月20日(火)から22日(木)にかけて、東京ビッグサイトで開催された「アグリビジネス創出フェア2018」に、齊藤研究室(工学部環境科学科・齊藤安貴子教授)と入部研究室(工学部電子機械工学科・入部正継教授)の「ラズベリープロジェクト」が出展しました。
「アグリビジネス創出フェア」は農林水産省が主催する農林水産・食品分野の技術交流展示会です。「ラズベリープロジェクト」は2016年から参加しており、昨年からラズベリー収穫ロボットの開発を行う入部研究室が参入し、より「工学的」なプロジェクトになりました。
「アグリビジネス創出フェア2018」では、学生がパネルやポスターを使用した研究発表や、ラズベリー関連食品の試食・試飲を行い、今年は昨年から改良を行ったソルティー・ラズベリー(サイダー)、および、新しいラズベリークッキーを提供しました。このクッキーは、四条畷市の社会福祉法人ハニコウム園芸と共同で開発しているもので、クッキーに使用するラズベリーはこの農園で栽培したものです。
また、11月21日(水)には、「プロアントシアニジンの機能性に注目したラズベリー研究と機械学習によるラズベリー収穫適期判定」をテーマにしたプレゼンテーションも行いました。
参加した学生たちにとって、企業や生産者、他大学の研究者など、さまざまな業界の方々に自分たちの取り組みを紹介し、交流を深める非常に貴重な機会となりました。いただいた意見やアンケート結果を今後の研究に活かし、プロジェクトの活動をさらに充実させていきます。
2018.10.29
2018年10月17日(水)から21日(日)まで東京ビックサイトで開かれた「World Robot Summit 2018」に、鄭研究室がサービスロボットカテゴリの「フューチャーコンビニエンスロボットチャレンジ(FCSC)」に出場しました。
FCSCは、未来のコンビニで働くロボットを想定したチャレンジで、接客、陳列・廃棄、トイレ掃除の三つのタスクをロボットが自律的に行うことを競う競技です。鄭研究室は、2台のロボットで陳列・廃棄タスク、トイレ掃除タスクに挑戦しましたが、残念ながら競技当日のロボットの不調で入賞することはできませんでした。
連日の深夜まで続くロボットの調整にも関わらず無念な結果となりましたが、出場した学生らは「経済産業省などが主催の大きな大会に出られ、貴重な経験ができ、2020年に名古屋で行われる本大会では優勝を目指しこれから準備していきたい」と感想を述べていました。
2018.10.24
10月24日(水)、インドネシアの中学校の生徒4人と先生1人、インドネシア領事館の方などを対象に、寝屋川キャンパスで大学見学会を実施しました。
工学部電子機械工学科の鄭 聖熹教授が、鄭研究室・メディアコミュニケーションセンター・3D造形先端加工センター・自由工房の見学を行いました。
3D造形先端加工センターでは、生徒のみなさんは興味深く作品を手にしながら、さまざまな日本の最先端の工作機械をご覧いただきました。また、自由工房は「モノづくり」の課外活動の場で、製作に取り組んでいる学生から説明がありました。
この見学会を通じて、キャンパスの雰囲気を肌で感じていただくことで、本学への理解も十分に深めていただけたのではないかと思います。
2018.10.23
10月17日(水)から21日(日)に、東京ビックサイトで行われた「World Robot Summit 2018」において、工学部電子機械工学科の入部正継教授が解説を担当しました。
入部教授は、ロボット競技会である「World Robot Challenge」のインフラ・災害対応カテゴリーのプラント災害予防チャレンジ部門で、17日と18日の競技の解説を担当し、YouTubeでも生中継されました。
プラント災害予防チャレンジ部門は、プラント内で数名のスタッフによって日常的に行われている点検作業をロボットが行えるように、見回り点検作業や調整作業がミッションとして設定されています。
「World Robot Summit 2018」は、経済産業省と新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が主催する「ロボットをテーマに人々が つながり、未来を語り合う場」であり、世界中から集結したチームがロボットの技術やアイディアを競う競技会「World Robot Challenge(WRC)」と、ロボット活用の現在と未来の姿を発信する展示会「World Robot Expo(WRE)」とで構成されています。
東京オリンピックが開催される2020年には、本大会が開催される予定になっています。
2018.10.05
9月23日(日)、神奈川県立青少年センターで開催されたヒト型ロボットの格闘技の全国大会「MISUMI presents第33回 ROBO-ONE」において、自由工房ヒト型ロボットプロジェクトの関悠伍さん(工学部電気電子工学科4年生)が準優勝し、さらに「ミスミ賞」も受賞しました。
本大会は、二足歩行ロボットによる格闘技大会です。ロボット同士がリングの上で技を出し合い、攻撃がしっかりヒットして相手を倒せば1ダウン、相手を3回ノックダウンすれば勝利となります。全国から集まった二足歩行ロボットと対決する大会になります。
今回の大会には、自由工房のヒト型ロボットプロジェクトから6人が参加し、藤本恵汰さん(工学部電子機械工学科2年生)もベスト8に輝きました。
前日に開催されました「第4回ROBO-ONE auto」(自律部門)においても、関さんは第3位に入賞しました。
本学自由工房では、学生による「モノづくり」を支援しており、学生の日々の努力が今回のような成果に結びつくようこれからもサポートしていきます。
【ROBO-ONEオフィシャルWebサイト】
2018.09.20
小林史弥さん(工学研究科制御機械工学専攻兼宗研究室2年生)の研究が、河合塾の情報教員応援サイト「キミのミライ発見」で授業事例として紹介されました。
河合塾 情報教員応援サイト「キミのミライ発見」
「事例95 オンライン版ドリトルの統計処理機能と実践の報告
大阪電気通信大学工学研究科修士2年生 小林史弥さん」
8月9日、10日に開催された「第11回全国高等学校情報教育研究会全国大会」のポスター発表が注目され、今回の掲載に到りました。
紹介された授業事例は「オンライン版ドリトルの統計処理機能と実践の報告」
小林さんが所属する兼宗研究室が開発した日本語プログラミング言語「ドリトル」を活用した高校「情報」の授業事例です。
小林さんは、教育用プログラミング言語ドリトルに統計処理機能を実装し、大阪の私立高校の1年生を対象にした授業で実践を行いました。
今回は、統計機能の紹介と、高校での授業の内容と生徒の様子を報告しています。
写真:2018年7月10日に京都で開催された統計教育の国際会議「ICOTS10」でポスター発表を行う小林さん
2018.09.18
9月16日(日)、「マイクロマウス2018関西地区大会」が本学寝屋川キャンパスで開催されました。
マイクロマウス競技は、参加者自らが作った自立型ロボットが自律的に迷路を探索し、ゴールまで達する最短時間を競う競技です。
本大会は、マイクロマウス委員会関西支部が主催するもので、1980年より毎年開催されている「全日本マイクロマウス大会」の地区大会となります。
今年度は、入部正継電子機械工学科教授がマイクロマウス委員会関西支部・支部長として、また自由工房の学生6人が運営に協力しました。
競技は、「マイクロマウス競技」「クラシックマウス競技」「ロボトレース競技」の3種目が行われ、本学の自由工房からは、クラシック競技に6人が参加しました。その結果、参加した6人のうち4人が完走し、2人の学生が1分を切る走行記録を出すなど健闘した結果、藤本創さん(工学部電子機械工学科4年生)が「マイクロマウスキット大会 第4回 Pi:Co杯」でクラス優勝しました。
また、会場運営への協力に対して、マイクロマウス委員会関西支部より感謝状を頂きました。
本学自由工房では、学生による「モノづくり」を支援しています。今回の受賞と運営協力はその支援の成果によるものです。
2018.08.29
今回ご紹介するのは、電子機械工学科1年生の授業で行った「ペーパーブリッジ コンテスト」です。課題は、コピー用紙とセロハンテープのみでスパン55cmの橋を作ります。荷重テストでは、1.5キロの錘に30秒間耐えることができれば合格です。
合格した橋の中で最軽量のものを優勝とします。下記の動画にて、彼らの素晴らしいアイデアを是非ご覧ください。
【Paper Bridge Contest 2018 in Freshman Class】
これからも研究や授業に関連した動画をアップしていきます。
2018.08.20
今回ご紹介するのは、電子機械工学科1年生の授業で行った「レゴチャレンジ」です。
課題は、ボールの受け渡しとライントレースの組み合わせで、機体とプログラミングの製作をひとチーム3~4名で行います。特にプログラミングは Matlab/Simulink で制御しています。
今回24チーム中、3チームが最も難しいレベルをクリアしました。
下記の動画にて、彼らの素晴らしいアイデアを是非ご覧ください。
LEGO Challenge 2018 Controlled by Matlab/Simulink in Freshman Class
これからも研究や授業に関連した動画をアップしていきます。
2018.08.09
8月1日から8日まで、電子機械工学科の鄭研究室がフィリピンのセブ島にあるサンカルロス大学にて、コンピュータ工学科の学生を対象に「Robot Training Class」を実施しました。
Robot Training Classは、同学科の4年生(同大学は5年制)の学生5名が参加し、「Matlab/Simulinkを用いたLEGO NXTロボットのライントレース制御」をテーマに実習形式で3回に分けて行われました。
1回目は、移動ロボットの組み立てとSimulink ブロックによるライントレース制御、2回目は、Stateflowを用いたライントレース制御、3回目は、移動情報を用いた複雑なライントレース制御の順に実施されました。参加した学生らは、非常にアクティブに課題に取り組み、初めて触るソフトウエアにも関わらず、短時間で複雑な動作が可能なプログラムができるようになりました。
また、鄭研究室の大学院生ら5名もサポータとして参加し、同大学生らと苦手な英語ですが積極的にコミュニケーションを取りながら懸命にサポートしてくれました。さらに休憩時間には、学科のスタッフが毎回異なるフィリピンのお料理を差し入れてくれて、おいしくいただきました。
鄭研究室は、引き続き8月10日から15日までInteractive Robot Making Classを実施する予定です。
2018.08.08
8月8日(水)、自由工房,工学部電子機械工学科、総合情報学部情報学科の学生を対象とした、日本圧着端子製造株式会社様による圧着技術に関する講習会を開催しました。
最初に、日本圧着端子製造株式会社様の業務内容と業界動向について説明がありました。
続いて、電線の圧着接続について、圧着の仕組みと方法や圧着端子の種類・形状などを詳しく講習していただきました。
普段なかなか機会のない企業側からのお話に、学生たちは真剣な表情で聞き入っていました。
そして最後に、手動片手式工具を使用した圧着加工の実技演習が行われました。
手動片手式工具とはバラ状加工された圧着端子を電線に圧着する工具で、補修など少量の圧着接続に使用する工具のことです。
学生からは、「講習を受けた後に実際に実技演習を行うことでより理解が深まり、非常に良い経験ができた」との声が多数聞かれました。
今回の講習会を通じて、参加した学生は技術者に必要な知識を習得し、それと同時に実際の現場での知識の応用方法を学びました。
本学の特色である「実学を通した学び」の実践であり、学生たちにとって大変貴重な機会になったのではないかと思います。