2016.09.06
9月1日(木)、2日(金)に近畿大学和歌山キャンパスで開催された計測自動制御学会第33回センシングフォーラム計測部門大会で、中村祐一さん(大学院工学研究科修士課程制御機械工学専攻入部研究室2年生)の発表が表彰され、計測部門・関西支部連携ポスターセッション(若手部門)優秀賞を受賞しました。
受賞内容は以下の通りです。
◆計測自動制御学会 第33回センシングフォーラム 計測部門・関西支部連携ポスターセッション(若手部門)優秀賞
中村祐一さん
発表テーマ:天体観測のための補償光学システム開発〜実時間性を考慮したシステムの効果〜
この研究は、地上からの天体観測に必須となる補償光学装置内部のフィードバック制御器の性能向上のために、リアルタイム性能の向上とサンプリング動作の高速化を可能とする制御システムを独自に構築し、それにより補償光学装置の性能が格段に向上することを示したものです。
「センシングフォーラム」はセンシング技術をキーワードとし、SICE(公益社団法人 計測自動制御学会)の幅広い計測分野での技術交流・情報交換を行う場として開催されています。
2016.09.06
工学部電子機械工学科の兼宗研究室(兼宗進教授)は、オンラインのプログラミング学習環境「ビットアロー(Bit Arrow)」を公開しました。
ビットアローはブラウザから手軽に利用でき、本学で開発されている教育用プログラミング言語「ドリトル」と、教育用JavaScript言語、簡易版のC言語のプログラムを入力して実行できます。プログラムはサーバーに保存され、PCのほかにタブレットやスマートフォンなどで実行することができます。プログラミングの必修化が予定されている小学校から高等学校の学校教育に加え、大学等の授業での利用も期待されています。なお、この公開は東京農工大学、明星大学との共同研究の成果です。
兼宗教授は小学校から高等学校までの情報教育を検討する文部科学省中央教育審議会情報ワーキンググループの委員であり、プログラミング教育についての有識者会議でも委員を務めています。
「ビットアロー(BitArrow)」のページ
兼宗教授のICTE情報教育セミナーで講演の様子
2016.08.02
工学部電子機械工学科の兼宗進教授のインタビュー記事が「@IT」という技術系のwebサイトで紹介されました。
インタビュー内容は兼宗教授が科学研究費補助金で行っている研究の紹介で、掲載されている写真は工学部電子機械工学科「コンピュータ演習2」の授業中のものです。
1ページ目は「情報の科学的な理解を育成する教育手法の研究」(2010-2012年度)の研究成果である「CSアンプラグド」という教育法の紹介です。
http://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1608/01/news028.html
2ページ目は「プログラミング初学者におけるプログラミング理解過程の研究」(2013-2016年度)の研究成果である「BitArrow」という教育ツールの紹介です。
http://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1608/01/news028_2.html
また、「BitArrow」は本学発のオンライン教材ツールとして8月の正式公開の準備を進めています。(東京農工大学、明星大学との共同開発)
2016.08.01
電子機械工学科では、新入生導入教育科目である、「メカトロ基礎演習:Matlab/SimulinkとLego NXTで学ぶメカトロニクスの基礎」を5週間実施しました。
実習では、1週目:Matlab/Simulinkの基礎、2週目:モータを知る(機械、電気電子)、3週目:センサを知る(計測)、4週目:制御を知る(制御)、5週目:メカトロニクス装置製作に挑戦の内容で実施されました。
4週目までは、車輪型Legoロボットを制御対象に、Simulinkでロボットの制御ブロックを作成して動かしながら学科の専門4分野を楽しみながら理解する実習を行いました。
最後の5週目は、4週目まで習得したメカトロ知識を駆使し、オリジナルメカトロ装置の製作課題をグループで挑戦しました。今年度の課題は、ボールを2個のモータで移動させる「物体搬送メカトロ装置」。機構から制御まで、グループの仲間と工夫しながら製作し、ほとんどのグループでしっかりタスクが実行できる装置を完成することができました。担当した学科教員もアクティブラーニングの学修効果が実感できる結果でした。実習の最後には、優秀な装置を製作した5グループに対するプチ表彰式も行われました。
2016.05.17
工学部電子機械工学科の兼宗進教授が、第69・70・71回ICTE(情報コミュニケーション教育研究会)情報教育セミナーで講演を行いました。
このセミナーは、学習指導要領における情報教育の必修化に向けた情報提供を目的としたもので、情報教育関係の教職員を対象に、東京・大阪・名古屋の3会場で開催されました。
兼宗教授は『共通教科「情報」におけるプログラミングの位置づけ』というテーマで、次期学習指導要領で共通必修科目として検討されている「情報Ⅰ(仮称)」の概要や、プログラミング必修化の目的などについて講演しました。セミナーは盛況で、東京会場では立ち見がでるほどでした。
現在、新しい学習指導要領の内容が、文部科学省の中央教育審議会で検討されています。
兼宗教授は、小学校から高等学校までの情報教育を検討する情報ワーキンググループの委員であり、小学校から必修化される予定のプログラミング教育についての有識者会議でも委員を務めています。
2016.05.09
電子機械工学科新入生歓迎会が4月29日に行われました。
歓迎会の前には、新入生がグループに分かれて学科の各研究室を見学し、
自分の学科で行われている研究について教員や先輩から説明を受けました。
歓迎会では、同期、教員、先輩(4回生)らとお料理を食べながら
大学生活や日常のことなどについていろいろと話し合いました。
歓迎会の途中では、昨年度の電子機械工学実験(3回生科目)での優秀作品(ねじ切り、3D造形機をつかったバッチ)に対する表彰式も行われました。
新入生のみなさんは、2年後に自分達も同じ作品を制作することを聞いて、真剣に受賞作品をみていました。
2016.03.09
平成28年度電子機械工学科新入生入学前ガイダンスを実施しました。
ガイダンスでは、電子機械工学科についての簡単な紹介と、LegoMindstorms NXTロボットを用いたロボット制御体験を行いました。新入生は、学科の教員と先輩TAと力を合わせ、ロボットを決められた黒い線のコースをトレースし短い時間でゴールさせる競技に挑戦しました。
また、お昼には、大学食堂で教員・先輩と楽しく食事を取りながら、大学生活についての疑問や不安に思っていることを聞いたりしました。
4月からの新しい大学生活が楽しみです!
2016.02.04
3年次の「設計製図2」で実施する「SolidWorksを用いた3Dモデル設計」の自由課題プレゼンが行われました。自由課題では、受講する全学生が3DCAD設計ソフトウェアであるSolidWorksを用いて、各自興味のあるものや創造的なものをモデリングします。課題条件としては、部品点数が10点以上であること、可動部を設けることです。プレゼンでは、各自の作品の説明と、モデリング時特に力を入れた部分などを3分程度で発表しました。
今年度は、以下3点が学生投票により優秀な作品として選ばれました。
セントリーノ
5本指ハンド
扇風機
2016.01.27
昨年12月14日(月)〜16(水)の3日間、名古屋国際会議場で開催された「第16回計測自動制御学会 システムインテグレーション部門講演会」において、工学部電子機械工学科 入部正継准教授と、客員研究員の藤井貴英氏(大阪府立淀川工科高等学校 電気系教諭)が発表したテーマ内容が評価され、それぞれ優秀講演賞を受賞しました。発表テーマは以下の通りです。
◆入部正継准教授の発表テーマ:『天体観測のための補償光学システム開発』
※工学研究制御機械工学科専攻 修士課程1年生の中村祐一さんも本研究の受賞に大きく貢献しました。
◆客員研究員の藤井貴英氏の発表テーマ:『Arduino を活用した工業高校での課題解決型実習カリキュラム』
本講演会は、高機能化・複雑化するシステムの諸問題を解決し、更に、システムの設計論を開拓・構築するため、人間・社会・人工物が関わる様々な分野(ロボット、環境、防災・減災、エネルギー、バイオ、情報・メディア、メカトロニクス、人間機械系、セキュリティ、医療・福祉、システム論など)における俯瞰的システムインテグレーションをテーマとして、全国の産官学の研究者・技術者が終結して当該分野に関連する講演発表および討論を行うものです。
2015.10.14
10月13日(火)、東大阪市のMOBIO(ものづくりビジネスセンター大阪)で開かれたMOBIO-Cafe Meeting(モビオカフェ・ミーティング)で、電子機械工学科の岸岡清教授が「スピーカーの特性改善を目指したモノづくりプロジェクト」をテーマに発表を行いました。
このプロジェクトは、(株)タイムドメインラボと連携して、同社のスピーカーの特性の解明と、3Dプリンタを利用した精密造形による特性の改善を目指すもので、学生が企業と連携した“モノづくり”の体験を通して社会で役に立つ技術を習得し、勉学意欲の向上を狙った教育プロジェクトの一環でもあります。
ミーティングには約20社が参加され、岸岡教授は発表で「このスピーカーはダクト形状で、従来の箱のスピーカーからは出ないようなクリアな音が出る。ダクトがどんな風にスピーカーの役割を果たしているのか、学生を巻き込んで特性を測ってみた」とプロジェクトを紹介し、実験で得た周波数特性やダクト内の音波の伝搬など詳細なデータについて解説しました。また「今後改良を進め、本学の3D造形先端加工センターを活用して、もっといいものを作っていきたい」と語りました。
続いてタイムドメインラボの林勲氏がスピーカーの実演を行い、質問に応じました。
このプロジェクトは、10月5日(月)から29日(木)までMOBIO常設展示場で開催されている「産学連携オフィス企画展」で展示されています。
2015.09.15
本学の最先端設備である3D造形先端加工センターの3Dプリンタが、メカトロニクス技術によるロボット教材などの開発に活用されています。
独立行政法人教員研修センターの実施する平成27年度教員派遣研修(産業教育および理科教育)で今年4月から本学に派遣されている藤井貴英氏(大阪府立淀川工科高等学校 電気系教諭)は、客員研究員として工学部電子機械工学科 入部研究室(入部正継准教授)で、高校生を対象とした実習授業のカリキュラムと教材開発に取り組んでいます。
「ロボットカー」や「実習装置とそのコントロールボックス」の部品製作など、教材開発に3Dプリンタを使用している藤井教諭は「寸分のズレもない仕上がりで、また強度も十分にあり非常に驚いている」と述べ、「理科離れが進み、ものづくりに高い関心を寄せる生徒の数が減ってきている。大阪電通大の精度の高い3Dプリンタ技術と高校にあるレーザー加工技術をうまく組み合わせ、彼らがより興味を持って楽しく学べるようなロボット教材などの開発を進めていきたい」と、研修活動に大変意欲的な様子でした。
2015.07.13
電子機械工学科の1年生の導入授業である「メカトロ基礎演習」の4週目、「制御を知る」を
行いました。
「制御を知る」では、制御とは何かについて学んだあと、光センサを使った簡単なフィードバック制御でライントレースを行う実習と、車輪の角度センサの情報を利用した車輪の速度制御の実習を行いました。
本実習は、メカトロニクス開発ソフトウェアMatlab/Simulinkで
多機能教育ロボットLEGO Mindstorms NXTを制御する体験を通して、
1年生に学科専門分野の全体像を知ってもらうために今年から導入したものです。
本実習は、大学の特別教育費(D予算)の援助を受けて実施しています。
2015.07.06
電子機械工学科の1年生の導入授業である「メカトロ基礎演習」の3週目、「センサを知る」を
行いました。
「センサーを知る」では、超音波センサ、光センサ、角度センサの計測原理について
学んだあと、Simulinkで各センサからの情報を利用した走行制御ブロックを作成し、
Lego NXTで動作を確認しました。
本実習は、メカトロニクス開発ソフトウェアMatlab/Simulinkで
多機能教育ロボットLEGO Mindstorms NXTを制御する体験を通して、
1年生に学科専門分野の全体像を知ってもらうために今年から導入したものです。
本実習は、大学の特別教育費(D予算)の援助を受けて実施しています
。
2015.07.01
電子機械工学科の1年生の導入授業である「メカトロ基礎演習」の2週目、「モータを知る」を
行いました。本実習は、メカトロニクス開発ソフトウェアMatlab/Simulinkで
多機能教育ロボットLEGO Mindstorms NXTを制御する体験を通して、
1年生に学科専門分野の全体像を知ってもらうために今年から導入したものです。
「モータを知る」では、モータ駆動の基礎を学んだ後、
Simulinkで加速、定速走行する制御ブロックを作成し、Lego NXTで動作を確認しました。
台形速度走行の課題は、1チームが見事クリアしました。
本実習は、大学の特別教育費(D予算)の援助を受けて実施するものです。
2015.06.24
6月13日に、本学にて大阪電気通信大学高等学校の高校2年生を対象に
高大連携授業を実施しました。
授業では、Lego Mindstorms NXTでライントレースの実習を行いました。
2015.06.21
電子機械工学科の1年生の導入授業である「メカトロ基礎演習」がスタートしました。
本実習は、メカトロニクス開発ソフトウェアMatlab/Simulinkで
多機能教育ロボットLEGO Mindstorms NXTを制御する体験を通して、
1年生に学科専門分野の全体像を知ってもらうために今年から導入したものです。
1年生は、これから4週間、モータ、センサ、制御について教員と先輩の助けをもらいながら
メカトロニクスの基礎を体験します。
本実習は、大学の特別教育費(D予算)の援助を受けて実施するものです。
2015.06.19
6月13、14日に仙台で行われました「知能ロボットコンテスト2015」に 鄭研究室4年生の濱中崇文君、廣田晋也君がチャレンジャーズコースへ出場し、 決勝戦で総合6位となり、真田賞を受賞しました。 真田賞は、知能ロボコンOB会が審査し、 挑戦的で創造性の富んだロボットへ送られる賞です。 知能ロボットコンテストは、ロボットが人の操作なしに自律で3色のカラーボールを探し、 指定されたゴールへ色ごとに分別して回収する競技で、 回収したボール数による点数と、ロボットに使われた技術性で評価されます。 結果は下記の通りです。 チャレンジャーズコース 1次予選 8位通過(全86チーム) 2次予選 4位通過 (全19チーム) 決勝戦 6位 (全8チーム)
2015.05.12
電子機械工学科では,5月11日に工場見学会を実施しました. 見学会は,株式会社ホッカイ様のご厚意により北海グループ3社(株式会社北海鉄工所,株式会社北海製作所,株式会社関西ステンレスセンター)を見学させて頂きました. 参加した学生は,冷間・熱間での金属加工(各種プレス加工やスピニング加工)や各種レーザによる切断加工など,教科書での学習ではなかなか目にすることができない実際の加工現場を見学することができました. それと同時に,工業製品の製造工程の内容や品質評価の様子も同時に見学し,工業製品を製造することの楽しさと,その責任の重さを知ることができました. 工場見学の後は,北海鉄工所の代表取締役副社長である林孝彦様をはじめとする各分野の担当重役の方々を交えたグループディスカッションにより,活発な質疑応答と意見交換を行いました. 株式会社北海鉄工所: http://www.hokkai.co.jp/hiw/index.html 株式会社北海製作所: http://www.hokkai.co.jp/hss/index.html 株式会社関西ステンレスセンター:http://www.hokkai.co.jp/ksc/index.html
2015.04.27
工学部 電子機械工学科では3年次後期の電子機械実験2での課題として、金属光造形加工実習を実施しており、今回学生たちの手で加工・設計したメダル部品のなかで特に優秀な作品を評価し、表彰式を行いました。
在学中に学生たちが新しい技術に触れて工作技術に理解を深められるよう、昨年度の金属光造形加工実習では、3年次生たち(現・4年次生)を対象としてメダル部品の製作を行いました。学生たちは3次元CADでのデザイン・設計から、3D造形先端加工センターでの加工作業にいたるまでの一連の工程に携わり、モノを設計・製作することがどのような流れで行われるかを実感しました。
今回、製作したメダルを1年次生や先生方が評価する人気投票を行い、4月24日(金)に金賞1名、銀賞1名、銅賞3名、敢闘賞2名、審査員特別賞5名の表彰を行いました。
2015.03.12
3月11日(水)、4月に新しく入学される電子機械工学科の学生を対象に、入学前の不安を少しでも解消してもらおうと、入学前ガイダンスを実施しました。
当日は、電子機械工学科の先生や学生・大学院生の先輩の指導のもと「ライントレースロボットのプログラム実習」などを体験してもらいました。 「簡単なプログラムで、いかにライン通りに機械を動かすか」を念頭に、実際のプログラム課題にチャレンジしました。試運転を行い、そのつど調整しながらタイムレースに挑みました。学生たちは、「頭の中で考えている通りにロボットはなかなか動いてくれない。」、「難しいけれど、どうやったらうまく動くかを考えるのは楽しい」と、試行錯誤しながらも懸命に課題に取り組んでいる様子でした。
一方、ガイダンス会場では、3次元CADでデザイン・設計をし、3D造形先端加工センターで実際に加工を行ったメダルを展示し、新入生による投票を実施しました。学生たちは、投票を行いながら、最新工作機械を使用したモノづくり教育についての話に耳を傾けていました。
実習の他にも先生や先輩学生と一緒に食堂で昼食をとるなど、実際の大学生活も体験してもらいました。