工学部建築学科

2021.08.05

建築学科1期生の卒業研究・卒業設計 中間試問会の成果を展示しています

7月29日(木)に行われた建築学科1期生である4年生の卒業研究・卒業設計 中間試問会の成果をA号館3階の建築学科研究室で展示しています。
 
卒業研究・卒業設計 中間試問会の様子はこちら
 
 
 
この展示は、4年生同士や下級生らに情報共有し、互いの研究を刺激し合い、また下級生らには先輩の研究・各研究室の特徴などを知ってもらうために行っています。
 
 
 
研究室配属を控える建築学科3年生の学生は、ぜひ積極的に見に来て、今後の参考にしてください。

2021.08.03

建築学科3年生「建築材料・構造実験」の授業で、木材の曲げ実験を実施しました

建築学科3年生の「建築材料・構造実験」の授業で、木材の曲げ実験を行いました。
 
この実験演習では、A班とB班に分かれて、万能試験機を用い木材に力を加え、たわみや破壊の様子、力と変形のグラフから、木材の曲げ変形性状を観察しました。
 
 
力を加えた試験体は、初めは鉄筋コンクリートや鋼材の梁と同じように加力と変形が直線関係で進みます。これを弾性変形と言い、この段階では除荷すると元の健全な状態に戻り、何度でも加力に耐えることができます。継続して加力を続けると、木材の梁はミシミシと音を立て始め、段々と試験力に対する耐力が伸びなくなって来ました。これは試験体内部で木材繊維の破断が進んでいるからで、この段階まで来ると除荷しても元の健全な状態には戻りません。外観も支点がめり込んで来ました。そしてさらに加力を進めると、試験体は限界が来て、大きく亀裂が生じました。
 
 
A班で使用した木材は、試験体側面の軸方向に年輪の芯があったために、そこから滑るようにせん断破壊を起こしました。
 
 
また、B班で使用した木材は、試験体に年輪の芯はなく、年輪はミルフィーユの様に重なった状態でした。試験はA班の時と同じように進行し、最後は大きな音を立てて一般的な曲げ破壊を起こしました。
 
 
 
試験結果の破壊状態は「せん断破壊」と「曲げ破壊」と異なる性状でしたが、いずれの試験体も90~100kN(9~10t程度)と十分な耐力を有していることが確認できました。ただ、鉄筋コンクリートや鋼材などの工業製品と違い、天然の木材の場合は材料の取り方によって加力時の性状が異なることを勉強しました。実験後には、近くで木材の状態を観察し、亀裂や断面の変化、木材の傾きなどを写真やスケッチにおさめました。
 
 
また、昨年度の実験の際の試験体と比較して、木材それぞれの性質や切り方、弱点により、破壊の様子が異なることを実感しました。
 

2021.08.02

建築学科1期生の4年生の卒業研究・卒業設計 中間試問会を行いました

7月29日(木)、A号館3階の建築学科研究室で、建築学科1期生である4年生の卒業研究・卒業設計の中間試問会を行いました。
 
当日は、8研究室を2グループに分け、学生たちは準備したA3サイズの概要資料とパワーポイントを使って、審査員(教員4名)と学生らに対して卒業研究・卒業設計の概要を発表しました。
 
 
発表では、各々が4月より取り組んでいる卒業研究・卒業設計について、これまでに行った資料収集と分析、調査・実験などの現状報告をしました。さらに、今後予定している研究活動や制作活動についても報告しました。
 
 
2人一組で同じデーマを取り組んでいる場合は2人で発表し、それぞれの担当箇所や共同で実施している箇所などについても詳細に説明をしました。
 
 
審査員である教員からは鋭い質問が投げかけられましたが、発表者は発表とともに質疑応答に関しても十分に準備を行い、的確な回答をしていました。
 
 
この中間試問会は、個々人の状況を自分自身が整理する大変良い機会であるとともに、同級生がどのような研究・設計を実施予定であるかを知り得る機会ともなり、4年生はお互いに良い刺激を受けたようです。
 
また、当日は公開実施としたことから、建築学科下級生も多数見学に訪れました。特に、建築学科3年生は、後期からの研究室の配属希望のためにも熱心に見学をし、上級生の卒業研究・卒業設計のテーマと各研究室の特徴を理解しようと努めている様子が伺えました。
 

2021.07.26

松原市教育委員会と連携し、来迎寺山門を調査

建築学科の矢ケ崎善太郎教授が、松原市教育委員会より依頼を受け、来迎寺山門の調査を行っています。
 
 
矢ヶ崎教授は同市文化財保護審議委員を務めており、この調査は、建物の歴史的価値を明確にしておくために実施。
今回の調査では、デジタルによる歴史的建造物の新たな調査方法の確立を目指し、建築学科の辻聖晃教授、飯島憲一教授と協同で研究が進められています。
 
今回は、様々な方向から撮影した写真を解析して3Dモデルを作るフォトグラメトリという方法での計測を試みました。
通常、建築の3Dスキャンには高価なマシンが必要ですが、フォトグラメトリはカメラ・コンピューター・専用のソフトウェアがあれば3Dモデルを作成することができます。
 
参考)飯島研究室の学生による、フォトグラメトリを用いたサヴォア邸1/100模型の3Dデータ
 
下の2点の写真は、辻教授が調査後数時間で作成した成果です。従来の手書き図面に比べると短時間で多くの情報が記録されます。
 
妻面彫刻外側(正面から見て左側)
 
蟇股彫刻内側(扁額裏)
 
今回の調査では、特徴の記録作業を矢ヶ崎教授、計測作業は飯島教授と辻教授がそれぞれ担当し、矢ヶ崎研究室の学生2名と飯島研究室の学生2名が参加しました。両研究室の学生は、今回の経験を活かして自身の卒業研究を進める予定です。
 
 
今後、この結果をもとに、さらに調査を進め、実測図を松原市に提出する予定です。

2021.07.19

建築学科3年生「キャリア設計」の授業で特別講義が行われました

7月14日(水)、建築学科3年生「キャリア設計」の授業で、建築に携わる方々をお招きしての第2回 特別講義が行われました。
 
■前回の特別講義の様子はこちら
 
この日は、空調設備について本学OBでもある京セラ株式会社の池西友樹氏、行政について寝屋川市の荒木和美氏(教育次長 兼 学校教育部長 2軸化事業本部副本部長 兼 管理監)、大坪信幸氏(都市基盤整備部長)にお話しいただき、学生たちはそれぞれ受講しました。
 
 
池西氏は、本学環境技術学科(現:環境科学科)および大学院工学研究科制御機械工学専攻の出身で、空調設備会社勤務を経て、現在は京セラ株式会社に勤務されています。
 
 
特別講義では、ご自身の経験や就職活動の現状を踏まえ、後輩たちに対してアドバイスをしていただきました。また、空調設備設計・施工管理の仕事内容について紹介いただき、前回とは違った建築に関わる仕事への理解が深まりました。
 
 
一方の教室では、行政の視点から、荒木氏から寝屋川市の現状や魅力、大坪氏から行政の建設技術職員の配属先や仕事内容、寝屋川市のまちづくりの取り組みの紹介など、民間とは違う仕事内容について丁寧にご説明いただきました。
 
 

2021.07.15

建築学科3年生「キャリア設計」の授業で特別講義が行われました

7月7日(水)、建築学科3年生「キャリア設計」の授業で、建築に携わる方々をお招きしての特別講義が行われました。
 
 
施工管理について竹中工務店の平将次郎氏、設計について日本設計の伊藤仁志氏にお話しいただき、学生たちはそれぞれ受講しました。
 
竹中工務店の平将次郎氏は、ご自身の経歴や、実際に担当された建築を元に、施工管理がどのような仕事かを分かりやすくご説明いただきました。
また、将来に向けた取り組みとして、建築業界のICTやロボティクス研究の話題を取り上げ、学生たちは未来の建築の話に興味深く耳を傾けていました。
 
 
もう一方の教室では、日本設計の伊藤仁志氏が建築設計士の仕事を紹介してくださいました。
設計開始から完成後までの流れから、それぞれの工程でどのような業務を行っているのかを詳しくご説明いただきました。
 
 
また、建築士事務所の種類について触れ、どのような企業で設計の仕事をしているのか、どのような体制で業務を行うのかなど、建築業界を目指す学生の参考になるお話を聞くことができました。
 

2021.07.13

添田研究室・稲浦研究室でSDGsワークショップを開催しました

SDGs(Sustainable Development Goals)は「持続可能な開発目標」として、17のグローバル目標と169のターゲットからなる、国連の開発目標です。
SDGsワークショップでは、SDGsの本質を分かりやすく体感してもらうため、7月9日(金)、公認ファシリテーターの資格を持つ総合情報学部デジタルゲーム学科の稲浦綾講師のもと、建築学科の添田研究室とデジタルゲーム学科の稲浦研究室が合同でカードゲーム「2030 SDGs」を実施しました。
 
 
一般社団法人イマココラボが開発したカードゲーム「2030 SDGs」は、SDGsの17の目標を達成するために、さまざまな価値観を持つ人がいる世界で、現在から2030年までの道のりを体験するゲームです。
 
 
ルールはいたってシンプル。
「与えられたお金と時間を使って、プロジェクト活動を行い最終的にゴールを達成する」というものです。
 
 
ゴールのカードは人それぞれで、時間に余裕がある暮らしを好む「悠々自適」や、お金が一番大事な「大いなる富」など、現実世界と同じようにさまざまな価値観のカードが用意されており、様々なプロジェクトを実施しながら、自分たちのゴールを目指します。
 
 
もうひとつ、このゲームの肝となるのが、経済・環境・社会からなる「世界の状況」。
プロジェクトを実行するたびに変化する「世界の状況」にどう対応していくかも大きなキーポイントです。
 
 
前半のゲームが終わり、「世界の状況」を見ながら、振り返りが行われます。
前半は少し、「世界の状況」は良くなかったよう。後半に向けて、学生たちは自分たちの手札を眺めながら、思考を巡らせます。
 
 
後半は、「ゴール達成してない人は誰?」と声を掛け合い、参加者全員がゴールを達成できるよう、助け合う姿がみられました。
 
 
 
最終的に、「世界の状況」もよくなり、ほとんどのチームがゴールを達成することができました。
この結果について、稲浦講師は「チーム同士が助け合い、声を掛け合って目標を目指す姿が見られました。SDGsの持つテーマの1つである『誰一人取り残さない世界の実現』を目指して、自分たちにできることを考えることが大切です」と学生たちにメッセージを送りました。
 
ゲーム後には、ゲームの中で感じたことを共有し、さらには今の世の中を見つめなおし、SDGsについて理解を深めました。そして、今、自分たちにできることは何なのかを共に考える時間となりました。
 
 
本学では、今後もSDGsに対し積極的に取り組んでいく予定です。

2021.07.09

建築学科3年生「建築材料・構造実験」の授業で、H型鋼の曲げ実験を実施しました

建築学科3年生の「建築材料・構造実験」の授業で、H型鋼の曲げ実験を行いました。
 
この実験演習では、万能試験機を用いH型鋼に力を加え、梁がたわんでいく様子や、力と変形のグラフから、H型鋼の曲げ変形性状を観察しました。
 
 
初めに力を加えていくと、比例的に変形は進行し、除荷すると変形も元に戻る弾性状態を確認しました。
その後降伏値を超える力を加えると、H形鋼はそれ以上の力を発揮できず、変形だけが進む塑性状態となりました。
さらに梁の上側と下側に交互に荷重を加えることでねじれが生じ、力を取り除いても元の形に戻らず、表面の酸化皮膜(黒皮)に特徴的なひびが入っているのが確認できました。
 
 
 
学生らは講義で習ったH形鋼の材料特性を実験を通して、目の当たりにしました。
構造設計においては、通常の設計は弾性域で行い、数百年に一度の大地震などの設計は塑性域で行うという、現行の建築基準法の考え方を、目前のH形鋼の状態により実感することができました。
 
 
 

2021.07.09

寝屋川キャンパスOECUイノベーションスクエアのドローン空撮を実施しました

7月3日(土)建築学科学生と教員がドローンアーキテクチャー株式会社協力のもと、寝屋川キャンパスOECUイノベーションスクエアのドローン空撮を実施しました。
 
当日の天候は、晴れ間もありましたが梅雨空らしい曇天。
雨が降れば飛行できず、晴天であれば陽の当たる場所と当たらない場所ができ、空撮には不向きとなるため、ドローン空撮には好条件でした。
 
 
 
OECUイノベーションスクエア上空の飛行・撮影は予め飛行計画をプログラムし、自動で実施。東西方向に3経路、南北方向に5経路とし、344枚の静止画が撮影されました。
また、自動飛行では撮影が難しい建物の側面は手動飛行および手持ち撮影にてさらに300枚あまりの静止画が撮影されました
 
 
建物の3Dデータ化は、複雑な構造物に対しても精度の高い測量が可能となります。また、将来的な維持管理等のメンテナンス時にも3Dデータの活用が大いに期待されます。
一般的に建物の3Dデータ化には、レーザースキャナーや赤外線スキャナーを使用しますが、高所や人が立ち入れない場所の測量にはドローンが活躍します。
今回は、ドローンで画像撮影を行い、そのデータを用いて3Dデータを作成しました。
 
 
なお、飛行の前日には所管警察署へ飛行計画の事前説明を行い、当日も飛行開始と終了報告を行うなど許可を得て適切にドローン空撮を行っております。
 

2021.06.28

建築学科「キャリア入門」の授業で「建築業界で働くこと」をテーマに特別講義が行われました

6月17日(木)、24日(木)の2週に渡り、建築学科1年生の「キャリア入門」のオンライン授業で「建築業界で働くこと」をテーマに特別講義が行われました。
 
OECUイノベーションスクエア プロジェクトルームpicoにて
 
1週目の6月17日(木)は、株式会社フジタの大阪支店総務部 佐久間雛子氏と、大阪支店安全環境部 嶽山寛文氏をお迎えしました。
 
 
 
学生らは、事前に「社会人と学生の違い」「ゼネコン業界について」「施工管理の仕事とは」などの講義動画を視聴し、質問を用意。
Google Meet上で行われた講義では、講師の先生への質問に多くの手が上がり「建築業界を志したきっかけ」や「コミュニケーションで心がけていること」など、佐久間氏からは会社や業界の全体的な視点から、嶽山氏からは施工管理の視点からアドバイスをいただきました。
 
 
2週目の6月24日(木)には、枚方市役所の福田尚行氏(都市整備部 開発指導室 審査指導課)にお越しいただき、一般企業での建築設計士のご経験や公務員として町づくりに携わる現在の働き方を元に講義を行っていただきました。
 
 
「公務員として建築・町づくりに携わることとは」「枚方市にある見ておいた方が良い建築」「建築関係のさまざまな職種について」など、事前動画を見て感じたことや疑問に思ったことなどたくさんの質問があがり、一つ一つ丁寧に答えていただきました。
 
 

2021.06.28

建築学科3年生「建築材料・構造実験」の授業で、鋼材と木材の引張や圧縮などの試験を実施しました

建築学科3年生の「建築材料・構造実験」の授業で、鋼材の引張試験や木材の圧縮試験(縦圧縮と横圧縮)、角形鋼管の圧縮実験を行いました。
 
まず、H型鋼・角型鋼管の材料特性を知るために材料試験(引張試験)を実施し、鋼材の引張性能をまとめました。
引張試験の前に、学生らは試験片にひずみゲージの貼り付け作業を行いました。
 
 
 
その後、万能試験機に試験片をセットし、引張試験を行いました。
力を加えると伸び、除荷すると元に戻る弾性状態から、降伏した後は負担できる力は変わらず伸びだけが進む塑性状態を経て最高強度に達した後破断するという、鋼材に共通する性質を学生らは興味深く観察していました。
 
 
また、べいまつ材の圧縮実験では、木材「べいまつ」の材料特性を知るために材料試験(圧縮試験)を実施し、木材の圧縮強度性能をまとめました。
 
 
繊維に対して並行方向の縦圧縮(左)ではコンクリートと同程度の強度を発揮するものの、直角方向の横圧縮(右)では、1/10程度の強度しかなく、圧縮変形も格段に大きいという木材の特性を観察しました。
 
最後に、角形鋼管の圧縮実験を実施し、柱の圧縮挙動を観察し、局部座屈現象を呈する柱耐力の低下を体験しました。
 
 
学生らは、さまざまな実験を観察し、材料に対する理解を深めることができました。
 

2021.06.17

建築学科3年生の建築プレゼミナール2(担当:飯島教授)で建築×情報テクノロジーを体験

建築学科3年生の建築プレゼミナール2(担当:飯島憲一教授)の授業が実施されています。
 
飯島教授は授業内で、様々な建築デザインの手法を紹介。
 
基礎であるアナログの手書きデザインから、2次元や3次元CAD。更に、建築分野で注目されているBIM(Building Information Modeling)や、コンピュータプログラムを用いたコンピュテーショナルデザインなどの情報テクノロジーの活用など、基礎の大切さから最新の手法まで、それぞれの違いを考えることで、これからの建築業界を知る良い機会となりました。
 
▼コンピュテーショナルデザインについて詳しくはこちらの記事をご覧ください
 
 
授業の最後に、学生たちはBIMのデータを利用したVRの建築イメージを体験。
自身のスマートフォンに映像を読み込んで、VRゴーグルを装着し、360度に広がる建築イメージを興味深く眺めていました。
 
 

2021.06.14

建築学科3年生を対象にしたコンピュテーショナルデザイン実習の授業を行っています

建築学科3年生を対象にしたコンピュテーショナルデザイン実習を実施しています。
 
コンピュテーショナルデザイン実習では、コンピュータプログラムを用いて、最適な空間構成や資材を導き出す手法を学びます。複雑で有機的な形状の建築を可能にする、新たな設計手法として注目されているコンピュテーショナルデザインの基本を学ぶことができます。
 
従来の手法では、デザインを創出するとき、紙と鉛筆を使い何度も手を動かして、デザインが決定したらCADで清書をします。
一方、コンピュテーショナルデザインは、デザインを練る段階からコンピュータを使用します。さまざまな条件をパラメータとして入力し、コンピュータに演算させることで、コンピュータと共にデザインを創り上げます。
 
学生たちは、曲面や多面体を含む3次元の形状を簡単に制作できる設計ソフト「Grasshopper」を実際に操作しながら、社会に出ても役立つスキルを修得しています。
 
 
建設業界は、ICT化が遅れている業界ですが、今後一気に加速していくのは間違いありません。
本学建築学科では、建設業界で新たな潮流となるBIM(Building Information Modeling)を学ぶことができます。まずは製図からはじまり、2次元CADや3次元CAD、コンピュテーショナルデザイン、BIMと、段階的にさまざまなソフトを使って先進技術を身に付けることができます。

2021.06.14

建築学科の矢ヶ崎善太郎教授が「第10回美術史祭」で鼎談と講演を行いました

6月4日(金)から6日(日)にかけて、フランスのパリ郊外にあるフォンテーヌブロー宮殿で行われた「第10回美術史祭」に建築学科の矢ヶ崎善太郎教授が招待され、鼎談と講演を行いました。
フランス文化省の企画として、国立美術史研究所とフォンテーヌブロー宮殿が共同開催するもので、第10回目の今年は「喜び Plaisir」をテーマに日本が招待国に選ばれました。
 
日仏の美術・芸術に関わる方々が招待されており、日本の建築史関係では、西洋建築史の研究者が2人、日本建築史の研究者が2人招待されました。
 
矢ヶ崎教授は日本からリモート参加。
6月5日(土)に行われた鼎談は「お茶席−茶室とお庭の昨今−」をテーマに、西田雅嗣教授(京都工芸繊維大学)、ジャン=セバスチャン・クルゼル氏(ソルボンヌ大学、司会)と共に行われました。
また、6月6日(日)には「日本建築の特徴」をテーマに講演を行いました。

2021.06.11

建築学科3年生「建築材料・構造実験」の授業で、コンクリートの練混ぜ&鉄筋コンクリートの梁曲げ実験を実施しました

建築学科3年生の「建築材料・構造実験」の授業で、コンクリートの練混ぜ実験と、鉄筋コンクリート梁の曲げ実験を実施しました。
 
まず、寝屋川キャンパスの構造実験室でコンクリートの練混ぜを実施。
 
 
水、セメント、砂利、砂などをミキサーで混ぜ合わせ、スランプ試験や、空気量の測定などの試験を実施。その後、破壊実験用のテストピースや2種類の鉄筋コンクリート梁を製作しました。
 
 
 
また、その後は化学混和剤の効果確認実験も実施しました。
セメントを入れたカップA、Bを用意し、Aには水のみ、Bには水に少量の化学混和剤を加えました。水のみではぼそぼそとして混ぜにくいセメントが、少量の化学混和剤で柔らかく変化します。この技術が現在のタワ―マンションの林立の原動力になっていることを学びました。
 
 
 
学生たちは、AとBのカップの違いを興味深そうに観察していました。
 
 
後日、万能試験機を用い、完成した鉄筋コンクリート梁に力を加え、梁のたわみ値の測定や曲げ変形の観察を行いました。
 
 
この実験演習では、徐々に力が加わり梁がたわんでいく様子や、力と変形のグラフから、鉄筋コンクリート梁の曲げ変形性状を体感し、人の命を守る構造を考える機会となりました。
学生たちは、鉄筋コンクリート梁の「曲げ破壊」と「せん断破壊」のひび割れの入り方の違いを観察したり、実験の様子を写真や動画で撮影するなど、鉄筋コンクリート部材の崩壊の様子を観察し、熱心に演習に取り組んでいました。
 
 
あばら筋が多い「曲げ破壊型」の梁(左)と、あばら筋が少ない「せん断破壊型」の梁
 
手前 曲げ破壊:たわんで、縦方向に小さな曲げひび割れが等間隔でゆっくりと進行します。
奥  せん断破壊:斜め方向にせん断ひび割れが急激に生じます。

2021.06.11

建築学科2年生「キャリア概論」の授業で京都府建築士事務所協会の上野浩也会長の講演が行われました

6月10日(木)、建築学科2年生の「キャリア概論」の授業で、学生たちは、京都府建築士事務所協会会長 上野浩也氏の講演の動画を視聴しました。
 
 
上野氏は、ご自身の建築事務所の代表であり、400ほどの建築事務所が参加している京都府建築士事務所協会の会長を10年以上務めるなど、ご活躍されています。
 
講演では、事前に募集した学生たちからのさまざまな質問に対して、熱心に答えてくださいました。
また、上野様から学生たちに「建物は地図に残るのだから、建築の仕事は誇りをもってやろう」「世の中にはたくさん理不尽なことがあるが、愚直に真面目に仕事をしよう」「学生のうちに、たくさんの建物を歩いて見てください」と熱いメッセージをいただきました。

2021.06.08

建築学科2・3年生の建築プレゼミナール1・2(担当:北尾准教授)でトラス模型の実験を実施しました

建築学科2・3年生の建築プレゼミナール1・2(担当:北尾聡子准教授)の授業で、トラス模型の実験を実施しています。
 
トラス構造とは、三角形を基本単位とした構造システムです。学生らは、実寸大の設計図を作成し、2mm~4mm角のバルサ材と木工用ボンドを用いてトラス模型を組み立てました。
 
 
 
翌週の授業では、完成したトラス模型を用いて載荷実験を行いました。
設置した模型の長辺の中央に重りを入れる袋を取り付けて、どれだけの荷重に耐えられるか、どの部分がどのように壊れるかを観察しました。
 
 
 
 
その後、使用した部材の体積や最大荷重の値から、それぞれのトラス構造の効率を評価して、スケッチと共にレポートにまとめました。
学生らは、①自ら設計したトラス構造模型を製作、②その構造模型の破壊実験、③実験結果をレポートにまとめる、といった一連の体験から、建築構造システムへの理解や関心がより深まったようでした。
 

2021.06.07

建築学科2年生「キャリア概論」の授業で「株式会社竹中工務店」設計者による講演が行われました

6月3日(木)、建築学科2年生の「キャリア概論」のオンライン授業で、寝屋川キャンパス大規模リニューアルで設計施工していただいている株式会社竹中工務店の宮本聡子さん(大阪本店 設計部 グループリーダー)による講演がリモートで行われました。
 
 
はじめに、学生たちは昨年制作された設計施工に携わる方々によるOECUイノベーションスクエアの解説動画を視聴。
第一期エリアが竣工して約1年が経ち、少しずつ馴染んできた建物・空間が、どのように設計・デザインされているのか、設備や採光はどうなっているか、工事全体の取り組みなどを知ることができました。
 
 
その後、宮本さんの講演では、過去に設計された建築を紹介しながら、どのような考えで設計を行ってきたかをお話いただきました。
 
 
最後には、学生らからの質問を受け付け、建築にしっかり向き合い、1歩でも前へ進めるように努力を続けてくださいとメッセージを送ってくださいました。

2021.06.07

建築学科3年生「建築材料・構造実験」の授業で、架構模型の製作実習を実施しました

建築学科3年生「建築材料・構造実験」の授業の新たな取り組みとして、架構模型の製作実習を実施しました。
 
この実習では、建築構造で使用されるさまざまな架構形式を学生自ら選び、所定の物体をまたぎ、所定の重さを支えられるような架構模型を、厚紙を使用し製作しました。
 
 
辻聖晃教授からの架構形式の説明後、学生らはコピー用紙を使用して試作を行いました。その後、厚紙を折ったり、切ったり、ホチキスで留めたりしながら、各々の架構模型を製作。
出来上がった模型に重さ約400gの重りを乗せて、壊れないかどうかを検証しました。
 
 
400gの重さに耐えた模型は、約980gの重りを追加で乗せるチャレンジも行いました。
 
 
 
その後、学生らは自分の製作した模型のスケッチを行い、重りを乗せた模型の壊れ方予想や、実際どのように壊れたかなどをレポートにまとめ、理解を深めました。
 

2021.05.24

2021年度「キャリア入門」で建築学科1年生が本学職員へのインタビューをオンラインで実施

5月20日(木)、工学部建築学科の1年生が「キャリア入門」の授業の一環として、学内職員へのインタビューをオンラインで実施しました。
 
インタビューにあたり、学生らは大学職員の仕事について調べたり、各グループで質問内容をまとめるなど、事前にしっかりと準備。
当日は、教育開発推進センターの斉藤幸一特任講師から、この取り組みの狙いや、インタビュー時に意識するポイントなどの説明が行われ、その後各グループに分かれてインタビューを行いました。
 
 
学生らは、業務内容や、日々の業務で心がけていること、学生時代に努力したことなど、様々な内容を質問。初めは緊張した様子でしたが、職員の話を熱心に聞き、メモをとるなど、積極的に参加していました。
「今回のインタビューで、将来に対して良いイメージを持つことができた」と話し、とても有意義な取り組みとなりました。
 
 
 
現在の状況を鑑み、今回はオンラインでの実施となりましたが、身近な社会人である職員から仕事に取り組む姿勢や想いをインタビューする経験は、学生たちにとって今後の進路を考えるきっかけになるでしょう。