2018.10.11
9月23日(日)に、進学塾である深江学院にて「ロボット研究室」が開催されました。
これは、2020年度からの小学校プログラミング教育必修化を視野に入れて深江学院が開催したもので、第2部のロボット工作の体験会では、本学卒業生である大野一廣氏と本学 情報通信工学部通信工学科の柴垣佳明教授が講師を務めました。
ロボット工作では、大野氏を中心とした丁寧な指導の下、子どもたちがモーターやLEDランプの取り付けや、配線の接続等に興味を持って取り組んでいました。最後に好きな絵でロボットを飾り付け、子どもたち皆で自作のロボットを動かし楽しんでいました。
来場された保護者の方々からも、モノづくりの楽しさを知る良い機会となったとのご意見を寄せていただきました。
2018.08.30
情報通信工学部通信工学科 前川泰之教授が電子情報通信学会 衛星通信研究会「2017年度衛星通信研究賞」の受賞を大石理事長・学長に報告しました。
「衛星通信研究賞」は、情報通信学会の衛星通信研究専門委員会(SAT研)において行われた
講演のうち、特に優秀であり今後の活躍が期待できると認められた講演論文に対して授与されるものです。
受賞した論文は「Ka 帯衛星回線における発雷時の交差偏波識別度劣化の推定」で、本学の直径5mのパラボラアンテナで測定された20GHzの衛星電波の偏波面(光の偏光に相当)が、発雷時に急速に変動することを1990年から2006年まで1秒間隔で測定したデータをもとに詳しく解析し、発雷場所や時刻との関係を明らかにしました。
発雷時に衛星電波の交差偏波識別度(異なる偏波面が混入する割合)が増加する場合と減少する場合について、雷雲中の発雷場所での氷晶(氷の結晶)の空中電界による配列や傾き角を仮定することにより、両方の場合を初めて矛盾なく説明したことが評価され、今回の受賞につながりました。
大石理事長・学長は、「日頃の研究が成果として認められたこと、大学としても嬉しく思います」と伝えました。
2018.06.26
6月22日(金)通信工学科3年生のキャリア設計の授業で「日本電通株式会社」の技術開発部の小片隆久氏による講演が行われ、本学を3月に卒業し4月から日本電通株式会社に入社した卒業生2人も参加されました。
講演では、企業の紹介を交えながら、「SE(システムエンジニア)」ついての業務内容や就職活動の心構えをわかりやすく学生に伝え、また就職後ご自身の経験を通されて、目標をもって仕事に取り組むことや相手を思いやる姿勢を大切にすることを和やかな雰囲気でお講義いただきました。
学生たちが今後の進路や社会進出したときに、今回教えていただいたことを心に刻み未来を切り拓いてほしいと思います。
2018.06.25
6月15日(金)、通信工学科1年次配当科目「通信キャリア入門」にて、情報通信業界で活躍されている同学科卒業生2名をお招きし、「大学生活のすごし方」をテーマに、それぞれ40分ずつお話をいただきました。
株式会社インターネットイニシアティブ サービス基盤本部ネットワーク技術部モバイル技術課 石川陽介氏には、所属企業での業務に関して、またご自身の大学生活を軸に講演をいただきました。
在学中の学び・研究、熱中したゲームをキッカケに深まった知識など、ご自身の経験から、「社会に出てからも持ち続けられる自分の価値観を得て、常に冒険心を持つこと」の大切さをお話くださいました。
日本コムシス株式会社 ドコモ事業本部 モバイルエンジニアリング部 IMCS推進部門 IMCS工事担当 澤井紘一氏には、通信建設業界について具体的な業務内容を含めてお話をいただきました。
大学生活のすごし方に関しては、1年生、2年生、それぞれの年次でやるべきことをあげながら、「今しかできないことに挑戦して、是非その成果を実感してください」というアドバイスがありました。
自由質問の時間には、「所属企業に就職した決め手」や「緊張してしまう方なのですが、なにかアドバイスをください」といったものや、「2年生からハードウエアとソフトウエアにコースが分かれますが、何を基準に選べばいいですか」など様々な質問が挙がりました。
お二人とも、真摯に、時には、笑いを交えながらお話をいただき、終始穏やかな雰囲気の講演となりました。
1年生にとっては、これからの大学生活や情報通信業界に関する仕事について向き合う貴重な機会となりました。
なお、おふたりには、同学科3年次配当科目「キャリア設計」においても、「就職活動に向けての心かまえ」をテーマにご講演をいただきました。
2018.05.31
5月30日(水)寝屋川キャンパスで開催する学内合同企業説明会に、「キャリア設計」を受講する通信工学科3年生が参加しました。
この取り組みは、キャリア教育の一環として実施しているもので、合同企業説明会に参加するまでに、自己分析や挨拶のマナーに関する学びを深めています。
参加した受講生は、少し緊張した様子でしたが、丁寧に企業の方へ挨拶をし、真剣に話を聞いてメモをとっていました。
会場には、多くの4年生もおり卒業後の進路を真剣に考えている学生たちの活気にあふれていました。
2018.05.18
5月18日(金)通信工学科の学生を対象に、「工事担任者DD1種」の資格支援講座を開催しました。
資格支援講座は、5月と11月の試験に向けて、4月から7月まで寝屋川キャンパスのF号館ラーニングスペースで、毎週金曜日10:40〜12:10に開講しています。
「工事担任者DD1種」は、電気通信回線と端末設備等を接続するために必要とされ、デジタルデータ回線のすべてについて接続工事ができる資格です。全員合格できるように教員がサポートし、学生は合格を目指します。
2018.03.12
2018年3月3日(土)に日本色彩学会主催の平成29年度 関西支部大会<オープンカラーラボと研究発表会>で西田法史さん(工学研究科修士課程電子通信工学専攻2年)が発表を行い「研究発表優秀賞」を受賞しました。発表当日に授賞式が行われ関西支部長吉村耕治氏より表彰状が手渡されました。
受賞内容は以下の通りです。
●研究発表優秀賞
発表テーマ
RGBDカメラと波長可変照明を用いた3次元情報と分光情報の同時取得-分光情報と3次元情報との統合-
西田法史さん、土居元紀准教授
2017.01.18
1月11日(水)、湖南大学(韓国)工学部情報通信工学科の李陽源(Lee Yang-Weon)教授と学生6人および事務職員1人が来学し、情報通信工学部通信工学科の前川研究室と共同研究発表会を行いました。
発表会の前に本学の施設見学会が行われ、物理学実験室、3D先端造形加工センター、情報学研究施設などをご覧いただきました。湖南大学の学生たちは熱心に説明を聞き、3Dスキャナの体験では盛り上がる様子も見られました。
発表会は、両研究室からそれぞれ3人の学生が自身の研究内容を英語で発表しました。発表者と研究テーマは以下の通りです。
<湖南大学>
Ryu Shyunさん(工学部情報通信工学科4年生):「IoTを用いた知的ガードレールの開発」
Na Donheeさん(工学部情報通信工学科4年生):「倉庫の入退室管理システムの設計」
Noh Hyeonggapさん(工学部情報通信工学科4年生):「Myrioを用いた自動運転車両の開発」
<大阪電気通信大学>
生南飛鳥さん(情報通信工学部通信工学科4年生):「Ku帯衛星回線降雨減衰と地上風速の観測」
西村優さん(情報通信工学部通信工学科4年生):「赤道域Ku帯衛星回線の降雨減衰統計」
三浦秀美さん(工学研究科修士課程電子通信工学専攻1年生):「Ku帯衛星回線の長期降雨減衰統計」
発表のあとは質疑応答なども行われ、学生らにとって、互いの研究を知ることはもちろん、自分の研究を深めることにもつながり、非常に貴重な機会となりました。
最後には日本・韓国の参加者一同での懇親会も行われました。
この発表会を通じて、日本・韓国の学生たちが国を越えて互いの学びを共有し、意欲や熱意を高め合うことができました。
2016.01.29
1月27日(水)湖南大学(韓国)工学部情報通信工学科の李陽源(Lee Yang-Weon)教授と学生4人が前川研究室(寝屋川キャンパス)を訪問し、両研究室のそれぞれ2人の学生が自身の研究内容を英語で発表しました。
<湖南大学>
◆Kim Heejuさんのテーマ:『ホームセキュリティの自動化開発について』
◆Kang Jongminさんのテーマ:『組込ハードウェアデバイス“myRIO”を使用したRC車の実現について』
<大阪電気通信大学>
◆田間章宏さん(工学研究科修士課程電子通信工学専攻 2年生)のテーマ:『赤道域における衛星通信回線について』
◆窪田直樹さん(工学研究科修士課程電子通信工学専攻 1年生)のテーマ:『複数地点における衛星通信信号の測定について』
発表後には、質問や意見交換が行われるなど、韓国・日本の学生が互いに切磋琢磨し、刺激し合える良い機会となりました。また、発表以外にもエレクトロニクス基礎研究所や3D造形先端加工センターなどの施設見学会や懇親会も行いました。
2015.06.05
本学通信工学科の卒業生が後輩のために新たな衛星受信ユニットを設計開発しました。
衛星受信ユニットとは、衛星から発信される電波をキャッチして、衛星の軌道や電波の強度等を測定するシステムです。
本学3D造形先端加工センターのプリント基板加工機で加工し、正規実験授業用に設計開発されました。
従来使用していた市販の衛星受信ユニットでは、1種類(GPS)のみの電波を受信していましたが、
新たな衛星受信ユニットは、4種類(GPS、グロナス、S-BAS、QZSS)の電波を受信することが可能です。より正確な測定が可能になり、在学生の実験に非常に役立っています。
2015.02.17
本日、今年度末で退職される通信工学科 小南昌信教授の最終講義を開催しました。
小南教授の最終講義のテーマは「学生と共に歩んだ18年」。
特色ある大学教育支援プログラムとして採択された「企業熟練技術者を活用した産業連携工学教育」の取組み、センター長を務めた実験センター主催の資格支援講座やイベント、研究室での取組み等についてお話しをいただきました。
講義後には、小南教授のまわりを学生が囲み、写真撮影や握手を求める場面もあり、終始和やかなムードの最終講義となりました。
2014.07.07
7月27日(日) 8月23日(土)
いずれも13:00〜(受付開始12:30〜)からオープンキャンパスを開催いたします。
通信工学科では
〇学科紹介/ 研究室見学/AO入試説明
〇船舶用レーダーを操作しよう
〇電波をみてみよう
〇音と電波で遊ぼう
〇webアプリを作ろう
を寝屋川キャンパスにて実施します。
先輩学生、先生から直接話を聞き、楽しい体験・展示を通して、通信工学科の学びの魅力を是非体感してみてください。